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怪談 2019年7月29日

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映画「怪談」を見た。

1965年、小林正樹監督の作品である。

小泉八雲の怪談の4つの作品のオムニバスになっている。

「黒髪」「雪女」「耳無し芳一」「茶碗の中」。

いずれも、見ごたえがあったが、

ストーリーとしては、「茶碗の中」が実に不可思議だった。

茶碗の中のサムライが、亡霊のように現れ、

それを成敗すると、その3人の部下が仇討と称して

あらわれる。

いったい、どう受け止めたらいいのか?

そのとてつもないイマジネーションの世界に、圧倒された。

全編、武満徹の音楽が、すばらしい。

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by kitanojomonjin | 2019-07-29 08:52 | ミステリーの楽しみ | Comments(0)

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関東は、久しぶりに、気持ちのいい青空。

台風接近中って、ホントかな?

信じられない。

どうか、さっさと太平洋に抜けていってほしいものだ。

隅田川の花火大会もまだ中止を宣言していない。

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by kitanojomonjin | 2019-07-27 08:55 | 季節の風 | Comments(0)

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先日、たまたまラジオで、

“批評文学としての「枕草子」「徒然草」”というのを

聞いた。

講師の島内裕子さんの話が、明快でわかりやすい。

「枕草子」から「徒然草」へ脈々と、

批評文学の流れが読み取れるというのだ。

たしかに、「徒然草」には「枕草子」を意識した部分がある。

そして、その批評文学の系譜が、小林秀雄にまで

つながるというのだ。

ビックリである。

ためしに、どんな話ぶりか聞いてみたら?

インターネットのらじるらじるで、視聴できる。

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by kitanojomonjin | 2019-07-23 08:57 | カルチャー通信 | Comments(0)

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いま、「折りたたみ北京・現代中国SFアンソロジー」を読んでいる。

中国のSFが、いま面白い。

理科系の素養のある若い書き手がどんどん出てきているのだ。

ロボットとかAIが登場する近未来小説である。

ふたりの老人が、介護が必要になって、お互いに、介護ロボットを

遠隔操作して、介護しあうという話。

ウェブの使用できることばが、どんどん制限されて

窒息状態になっていく話。

笑うに笑えない近未来の話であり、

ひょっとしたらそれは、現実に起きていることかと

思わせる。

中国の若い感性が、時代の行方を敏感にキャッチしているのではないか?

おすすめである。

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by kitanojomonjin | 2019-07-19 08:55 | カルチャー通信 | Comments(0)

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先日、圓朝の怪談・真景累ケ淵を読んだ。

まったく欲と悪の物語である。

これでもかこれでもかと、欲に迷った登場人物が、

つぎつぎに人を殺めていく。

その中で、ひとめぼれの恋に落ちる娘や、

体を張って、敵を討つおかみなど、

女性のほうが生き生きとしている。

江戸のがんじがらめの制度の中でもがく男に比べ、

女のほうがいちずな生き方ができるのかもしれない。

いずれにしても、圓朝の怪談ばなしは、やっぱり、

幽霊よりもこわいのは人間ということになる。

おすすめである。

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by kitanojomonjin | 2019-07-12 08:47 | カルチャー通信 | Comments(0)

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先日、神保町の岩波ホールに、「ニューヨーク公共図書館」という

映画を見に行った。

雨降りの平日にもかかわらず、満席だった。

3時間25分のノーナレーションのドキュメンタリーである。

図書館の幹部たちの会議が軸になる。

ベストセラーを置くのか、残すべき本を置くのか?

ホームレスの問題にどうむきあうのか?

紙の本か電子本か?

ていのいい公共図書館紹介かと思ってみていると

途中から、がらりと様相が変わる。

「図書館は進化する」

「図書館は本ではない、人だ」

「図書館は、民主主義の柱だ」

つぎつぎに、目からうろこの発言と活動が紹介される。

もっとも衝撃的なのは、ある黒人の女性教師のことばである。

アメリカの教科書に、黒人の歴史が正しく記述されていない。

「黒人は、仕事を求めてこの国にやってきた

最初の移民である」と記述されているというのだ。

そんなバカな!

公共図書館を地域の知の拠点として、

その可能性に取り組んでいる姿が、浮かび上がってくる。

いろいろ考えさせられる。

3時間25分は、決して長く感じさせなかった。

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by kitanojomonjin | 2019-07-06 09:08 | ドキュメンタリー | Comments(0)

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あおもり草子の最新号が届いた。

特集は、津軽のゆうれい。

注目は、伝丸山応挙の幽霊画の全身のカラー写真が、掲載されていること。

これは、本邦初公開かもしれない。

弘前の久渡寺の寺宝として、年に1回しか公開されていないものである。

新しいご住職のご好意で、このたび実現したという。

ざんばら髪で、ふところに手を入れてこちらをうかがっている

うら若き女性の幽霊画。

これと全く同じ構図のものが、東京・谷中の全生庵にも

ある。

明治初期の落語家・三遊亭円朝の幽霊画コレクションのなかに

入っているのだ。

ただ、専門家の話だと、久渡寺の幽霊画のほうが、

顔の裏から白く彩色され、唇にも薄く朱がさされていて、

美しさは、まさるのではないかという。

これまで、ほとんど、非公開だったので、

比較して確認することもできなかった。

今回のあおもり草子の掲載は、画期的なことである。

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by kitanojomonjin | 2019-07-02 09:10 | 津軽 | Comments(0)