
企画展「坂の上の雲にみる陸羯南」では、
司馬さんの手紙が展示されているという。
それは、陸羯南について研究会を
やらないかと熱く語ったものだった。
元産経新聞社会部の青木彰さんあてのものである。
こんな具合だ。
「たれか、講師をよんできて
“陸羯南と新聞「日本」の研究”
というのをやりませんか。
もしおやりになるなら、小生、学問的なことは申せませんが、
子規を中心とした「日本」の人格群について、
大風に灰をまいたような話をしてもいいです。
露ばらいの役です。」
司馬さんの「大風に灰をまいたような話」を
ぜひ聞いてみたかった。
しかし、司馬さんも、青木さんも亡くなって、
それは、実現しなかった。
いまその志が、青木さんの教え子の青木塾に
ひきつがれている。
この便箋5枚にわたる司馬さんの手紙が、
企画展に、展示されているという。
ぜひ見てみたいものである。
(ちなみに、司馬遼太郎記念館は、いまは、
年末年始の休みにはいり、1月5日から開館だとか。)
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