カテゴリ:クラシック( 78 )

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昨夕、ゲルハルト・オピッツのピアノ演奏会に

行って来た。

この連続演奏会は、2011年、東日本大震災の年の12月に

第一回が始まった。

そのときのプログラムにこんな言葉が記されている。

「皆様が喜びに満ちた人生への環境を再び整えていく過程の中で、

励ましと希望を与える音楽の言葉を伝えることの

できる機会が、日本でこれからも数多くあることを

望んでいます。」

「音楽は、魂に滋養を与え、心の慰めとなる

天からの贈り物です。」

ゲルハルト・オピッツが、いかに日本を愛し、

大震災にあった人々に、心を寄せていたかがわかる。

それから、毎年12月、決まって、老ピアニストの来日演奏会は続けられた。

最初の4年は、シューベルトの連続演奏会。

それにつづいて、4年間は、シューマン×ブラームスの連続演奏会。

そして、ひとまず終わりとなった今回の演奏会の

最後の曲目は、ブラームスのピアノ・ソナタ第2番だった。

めりはりのある力強い演奏を聴いてこみ上げるものがあった。

会場では、親しみと感謝をこめた拍手が鳴り止まなかった。

ありがとう、ゲルハルト・オピッツ。

もし可能なら、また連続演奏会を続けて欲しい。

この8年間、あなたの12月の演奏は、

わたしたちをどれほど、元気づけてくれたことか。

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by kitanojomonjin | 2018-12-15 12:41 | クラシック | Comments(0)

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先日、マリア・ジョアン・ピリスのピアノ・コンサートへ

行ってきた。

圧巻は、ベートーベンのピアノ・ソナタ第32番。

第一楽章は、力強い響きと木漏れ日のような旋律。

第二楽章は、一転して、あまだれのように、音がしたたりおちる。

まるで、ジャズのセッションのような雰囲気が広がる。

ベートーベンの最後のピアノ・ソナタであり、

ベートーベンの人生そのものを表現しているともいわれる。

それだけではあるまい。

ジョアン・ピリスが、最大限に解釈し、彼女ならではの世界を

くりひろげている。

魂に響くようなひとつひとつの音は、

一貫して彼女が追い求めてきた世界なのだ。

演奏が終わった後、スタンディング・オベーションと

拍手が鳴りやまなかった。

2018年4月12日(木)よるサントリー・ホール。

歴史に語り継がれる演奏に、立ち会えたという予感がした。

カタログによれば、今年で引退を表明している彼女にとって、

今回が最後の来日コンサートになるという。

さよならピリス。

そして、ありがとうピリス。

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by kitanojomonjin | 2018-04-15 08:57 | クラシック | Comments(0)

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先日、ゲルハルト・オピッツのピアノ演奏会に

いってきた。

師走の恒例の行事になっている。

シューマンとブラームスの連続演奏会。

全4回の第3回にあたる。

アンコール曲が素晴らしかった。

指先から、水滴がほとばしるような

透明感にあふれた曲だった。

ブラームスの「7つの幻想曲集より間奏曲op.116-4」。

ブラームス59歳、晩年になってはじめての小品。

こんな解説があった。

「霊感をたたえつつも、晩年の孤独感、諦観を感じさせる作品」

だという。

この1曲に出会えただけでも、

この夜は、大収穫だった。

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by kitanojomonjin | 2017-12-19 12:41 | クラシック | Comments(0)

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先日、ゲルハルト・オピッツのピアノ・コンサートに

行ってきた。

ブラームスの「2つの狂詩曲」が

素晴らしかった。

ブラームスのピアノ曲がこんなに魅力的とは、

知らなかった。

引き続き、これから、4年にわたって、

シューマンとブラームスのピアノ曲を

連続演奏するという。

毎年、年末の楽しみがひとつ増えた。

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by kitanojomonjin | 2015-11-28 22:01 | クラシック | Comments(0)

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先日、池袋の芸術劇場へ

ロシア国立交響楽団の演奏会を聴きに行ってきた。

曲目は、チャイコフスキーの三大交響曲といわれる

4番・5番・6番(悲愴)。

指揮は、ヴァレリー・ポリャンスキー。

そのダイナミックな指揮ぶりは、迫力があった。

20分の休憩を2回はさんで、3時間20分の公演である。

4番は、重厚

5番は、飛躍

6番は、洗練

といったイメージである。

今回、続けて聴いた発見は、

5番が、なかなかすばらしい作品であること。

最近、やたら5番の演奏が多いのも、

うなずける。

破局的な現代へのおおいなる救済になっているのだ。


いずれにしても、今年の三本指に入る

印象的なコンサートだった。



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by kitanojomonjin | 2015-07-20 08:47 | クラシック | Comments(0)

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先日、サントリーホールで、

ラザレフ指揮のショスタコーヴィチ交響曲第8番を聴いた。

演奏は、日フィル。

ロシアを代表する指揮者だけあって、

曲調によって、表情ががらりと変わる。

シェークスピアのリア王のように、

息も絶え絶えになったかと思うと、

独裁者のように、ごう然と胸を張る。

とても、同一人物とは、思えないほどだ。

ショスタコーヴィチ演奏に、魂を注ぎ込んでいる。

10月の公演は、いよいよ交響曲第9番。

楽しみである。

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by kitanojomonjin | 2015-06-22 14:14 | クラシック | Comments(0)

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先日、パーヴォ・ヤルヴィ指揮の

ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管絃楽団の演奏を聴いてきた。

曲目は、ブラームスの交響曲第3番。

第3楽章の美しい旋律は、印象に残る。

映画「さよならをもう一度」で

使われていることで知られている。


ところで、指揮の パーヴォ・ヤルヴィ。

一見、ロボコップのように、こわもてだが、

どうしてどうして、サービス精神旺盛だった。

2度も、アンコールに答えてくれた。

曲目は、ブラームスのハンガリー舞曲10番と6番。

のりのいい曲に、客席は、おおいに盛り上がり、

みんな満足げに、帰って行った。

これがほんとの音を楽しむという意味での「音楽」だろう。

しかめつらをするだけが、クラシックではない。


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by kitanojomonjin | 2014-12-20 13:26 | クラシック | Comments(0)

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先日、読響の定期講演会で、

ショスタコーヴィチの交響曲第8番を

聞いた。

大作である。


第二次世界大戦から着想されたといわれ、

時々、大砲のイメージが登場する。


指揮者のハルトムート・ヘンヒェンは、

東ドイツの伝統を受け継ぐドレスデン生まれの

名匠といわれるだけあって、

なかなかの熱演だった。

途中で、倒れるのではないかと思われるほど、

根をつめた指揮だった。


とくに、3楽章から5楽章へかけて

切れ目のない演奏がなかなかである。


だが、ショスタコの8番というのは、

1番や5番と比べて、なかなかわかりにくい

ところがある。


たとえば、ラスト。

解説によれば、「音楽は徐々に力を弱めていき、

第1楽章冒頭主題を暗示する謎めいた最弱音の

うちに幕を閉じる」という。

これは、いったいなにを意味しているのか?

どう受け止めればいいのか?


幸い、今年、何度かこの8番を聞く機会が

ありそうなので、

自分の宿題にしておこう。


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by kitanojomonjin | 2014-07-19 11:44 | クラシック | Comments(0)

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またまたマリア・ジョアン・ピリスの

ピアノ演奏を聴いてしまった。

メインは、シューベルトの

ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調。


そして、アンコール曲は

シューマンの森の情景より「予言の鳥」。

不思議な音色だった。

天空から鍵盤に、手をおとす。

まるで、お手玉をもてあそぶような

手つきで、ポロンポロンと

音が紡ぎだされる。


次回来日するときは、

又新たな境地を切り開いて

登場するのではないだろうか?

そんな予感がした。


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by kitanojomonjin | 2014-03-10 16:54 | クラシック | Comments(0)

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東北農民管弦楽団の演奏会が、

あす2月23日(日)午後、

青森県弘前市の岩木文化センターで

開かれる。

演奏曲は、ベートーベンの交響曲「田園」。


この中心になっているひとが、

津軽の酪農家。

宮沢賢治にあこがれて、チェロを

弾いたのが、そもそものきっかけとか。


深い雪の中で、どんな演奏を聴かせて

くれるのだろうか?


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by kitanojomonjin | 2014-02-22 10:10 | クラシック | Comments(0)