c0069380_17432756.jpg
きのう、乳穂ヶ滝に行ってみたら、

なんと、滝のつららが伸びて、見事に氷結していた。

4年ぶりの氷結だという。

きのうの朝氷結したようだ。

まさに、出来立てほやほやのホットな瞬間だった。

こいつは、春から縁起がいい!

よく見ると、下の部分は、氷のぼこぼこがあって、

まるで、ヘビのうろこのようである。

昔の人が、龍の化身と考えたのも

無理はない。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ

[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-22 17:50 | Comments(0)

c0069380_09225599.jpg
津軽の弘前市郊外に、乳穂ヶ滝という場所がある。

崖の上から、細い水が滝となって

糸のように落下している。

この水が、極寒の季節、上からのつららと

したからの氷柱が成長しドッキングして

一本の柱になることがある。

その年は、豊作間違いないとされた。

江戸時代から、歳の始めの占いとして注目され、

氷結すると、藩主にも届けられたという。

江戸時代の旅人・菅江真澄も、

幾度となくこの地を訪れている。

先月下旬、見に行ったときは、まだまだだった。

その後の大寒波で、どうなっただろうか。

今年こそ、一本に氷結した柱を見ることが

できるかもしれない。

※最新の乳穂ヶ滝情報は、西目屋村のホームページで
 見れます。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ

[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-18 09:33 | 津軽 | Comments(0)

c0069380_20433686.jpg
先日、たまたま小田急線の代々木上原駅に降りた。

南口のすぐ前に、幸福書房という小さな本屋が

ある。

個性的な本をそろえているマチの本屋さんである。

いつも、この駅に降りると、決まって、

のぞいてみる。

この本屋さんが、なんと、2月20日に、

その40年の歴史にピリオドを打って、

閉店するという張り紙が出ていた。

どんどん、マチの本屋さんが消えていく。

なにか、ローカル線が消えていくような

寂しさがある。

マチの本屋さんとは、

いわば“知のローカル線”ではないだろうか。

売れ筋の同じような本を置いている

大きな本屋だけが、生き残る。

それは、みんな同じような顔をしている。

面白味のある個性が、感じられない。

なんか寂しい。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ

[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-14 20:55 | この国のかたち | Comments(0)

c0069380_10324823.jpg
c0069380_10331579.jpg
c0069380_10340067.jpg
先日、休日の神保町のさくら通り界隈を

あるいていたら、面白い建物を見つけた。

レトロな建物が、現代の建築の中に

ひっそりと建っていた。

四角の窓が、凝ったデザインである。

現在、日本タイ協会の事務所になっている。

昭和初期、無尽会社(一種の銀行)として

立てられたものらしい。

ここだけ、違った時間が流れているようだ。


次に、さくら通りから、すずらん通りへ向かう。

角には、ご存知、救世軍の建物がある。

その壁面に、りっぱな救世軍のマークがあった。

よく見ると、「血と火」という字が記され、

英語で、“BLOOD & FIRE”の字もあった。

どういう意味だろう。

調べてみたら、「血と火」とは、

「救いときよめ」を象徴しているとか。

知らなかった!


休日の神保町界隈には、ふしぎなものが

眠っていた。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ



[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-12 10:47 | 旅の街角から | Comments(0)

c0069380_13190256.jpg
先日、有栖川記念公園の中央図書館に行った。

公園の一角で、梅の花がほころんでいた。

「梅一輪一輪ほどのあたたかさ」

なんとなくこの句が浮かんでくる。

もう少し・・・。

もう少しで春が来る。

ちなみに、きょうから、「立春 」の次、

七十二候の「うぐいす鳴く」に入るという。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ


[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-09 13:22 | 季節の風 | Comments(0)

c0069380_13072051.jpg
先日の東京縄文塾で、赤坂憲雄さんが、

ネリー・ナウマンの「生の緒」に出ている

興味深い月の伝説を紹介してくれた。

さっそく、「生の緒」(いきのお)をみてみた。

宮古島に伝わるという、月に閉じ込められた

水桶を担ぐ男のはなしである。

「月神が人間の生命に限りがあるのを不愍におもって、

生の水を人間に、死の水は蛇に飲ませようと思った。

二つとも水桶に入れて男にかつがせて地上に送った。

ところが男は疲れてやすんでいる間に、一匹の蛇が現れて来て

生の水を浴びてしまった。

そのために、人間は仕方なく死の水を飲むしかなくなり、

蛇は毎年脱皮してながく生き、人間は永生することが

できなくなったという。」

月の中には、この天秤で生の水と死の水を担いだ男の姿が

見えるという。

ネリー・ナウマンによれば、この見方は、万葉集や神話にも

登場し、縄文人もこんな世界観を持っていたのでは

ないかという。

赤坂さんは、指摘する。

縄文研究は、もっと、日本の神話研究や図像研究の

成果にも、目をむけるべきだという。

なるほど!

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ







[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-07 13:22 | 縄文 | Comments(0)

東京雪景色 2018年2月3日

c0069380_18364733.jpg
c0069380_18374401.jpg
昨日、東京は、一面の雪景色だった。

しかし、前回ほど、強烈な降りではなかった。

雪の中で、まんさくの花が、いち早く咲いて

もうそこまで、春が来ていることを予感させられる。

あと1か月半の辛抱である。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ

[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-02-03 18:41 | 季節の風 | Comments(0)

c0069380_12583915.jpg
「茗荷谷の猫」という小説を読んだ。

不思議な小説である。

9つの短編からなる連作。

江戸時代から昭和30年代まで、市井の無名の人が出てくる。

それぞれ無名の人なのだが、何か変だ。

こだわりをもって生きているのだが、

なかなか思うようにいかない。

そんな鬱屈が、間欠泉のようにほとばしる。

たとえば、江戸の染井吉野をつくった職人のはなし。

染井吉野の品種の改良と普及に、もくもくとはげむ。

妻は、夫の仕事にひと言も口を挟まず、

黙って、針仕事にいそしみ、

そして、あっけなく、病で死ぬ。

そのラストがいい。


妻を亡くした職人徳造のもとに、職人仲間が訪ねる。

驚いたことに、徳造は、亡くなった妻の針道具の周辺を

ほこりをかぶった、そのままにしている。

見かねて、職人が声をかける。

「『なあ、兄ぃ。そのまんまにしたって、死んだ女房が

かえってくるわけじゃあるめえよ。気持ちはわかるが、

もういい加減、わすれなきゃいけねぇよ』

止まってなどいられないことを、徳造は知っていた。

どんな風に座っていたか、どんな声で笑っていたか、

どんな仕草で怒っていたか、どんな匂いがしていたか。

それはどれほど留めようと努めても、手のひらにすくった

砂粒のように、隙をついてどこかに吸い取られ、

消えていってしまうのだ。

徳造の口が、なにかを言おうと開きかけた。

そこで息遣いがしゃくりあげるようになって、

あとの言葉が途絶えた。(中略)

しんしんと冷えた夜気がそれぞれの四肢を締め上げていった。

遠くに、『火の用心』という番太郎の声が聞こえてくる。」


このほか、人の心をおだやかにするためと考えて、

怪しげな黒焼き研究する男のはなし。

映画製作に情熱を燃やす天真爛漫な青年が、戦地へ送られるはなし。

それぞれのこだわりは、どんどん膨らんでいき、

憑依(ひょうい)のようなレベルに達する。

たしかに、人生多かれ少なかれ、こだわりと憑依のなかで

ゆれているのではないか。


標題作の「茗荷谷の猫」も不思議な作品である。

床下に猫がすみつき、そのうち、その猫の奥に、

もっと黒くて大きな塊の存在にきづく。

それが、なんだかわからない。

ある日、それが飛び出した。

人間は、ひょっとしたら、こころの床下に

こんな黒い塊を住まわせているのではないか。

突然ある日、押さえ切れなくなって、その塊が、

飛び出してくるのかもしれない。

そのことを暗示しているのではないか。

源氏物語の葵の上に登場する生霊(いきりょう)の

ようなものかもしれない。

いろんなことを感じさせられる作品群である。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ



[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-01-30 13:46 | 人生 | Comments(0)

c0069380_21322961.jpg
先日、東京に大雪が降ったあくる朝。

多摩川べりを歩くと、不思議な光景が広がっていた。

見渡す限り、一面の川霧。

気温より水温が暖かいせいだろう。

めったに見れない幻想的な光景だった。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ



[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-01-25 21:37 | 季節の風 | Comments(0)

c0069380_08460463.jpg
新選組・幕末の青嵐という小説を読んでいる。

木内昇(のぼり)という50代の女性の作品である。

土方歳三をはじめ16人が、入れ替わり立ち代わり

クローズアップされていく。この作品の特徴は、

それぞれの人物の悩みや思いがきめ細かく

描かれているところ。

ひとつひとつの小品が連なり、時代の大きなうねりも

見事に表現している。

ときおり、土方たちが、追想するふるさと武州の

光景が、印象的だ。

「収穫が終わると、武州の空気は一気に冷え込んでゆく。

夕焼けの赤みが藍を混ぜたように濃くなって、

日暮れがどうも切実になる。

他の季節と違って、月日の移ろいをいやがうえにも

意識させられるこの時期は、とりたてて

理由もないのに焦燥や悔恨にさいなまれる。」

たしかに。

いまの武州にも通じる自然観である。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ

[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-01-20 09:02 | 人生 | Comments(0)