菜の花忌 2008年2月14日
2008年 02月 13日先日、東京で、菜の花忌があった。
作家司馬遼太郎さんの命日にちなんで、
毎年2月12日に開催される。
今年で第12回を迎える。
なんと13回忌にあたる。
早いものだ。
菜の花忌にちなんだシンポジウムは、
「街道をゆく~この国の原景」。
出席は、井上ひさしさん。
佐野真一さん。
諸田玲子さん。
今年は、節目の年を迎えて、まったく新しい展開があった。
かつて、司馬さんは、日本の行方を指し示す北斗星だった。
今もそれは変わらないが、
いろいろな人との対比で、より重層的にあの時代を
あぶりだそうという試みがされた。
たとえば、丸山真男との対比において。
たとえば、宮本常一との対比において。
司馬遼太郎論も没後12年たって、新しい地平を見出した。
まだまだ、司馬遼太郎は、魅力が尽きない。
井上さんの話では、「街道をゆく」は、旅のガイドとしても読めるし、
多重な意味あいでも読める奥の深いものだという。
なーるほど。
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