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津軽観音巡礼第11番  2006年10月28日

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(弥三郎節の碑)

まもなく「津軽学2号」が、発刊される。

それに先立って、津軽観音巡礼の続編を

ご紹介しよう。

今回は、11番から21番、そして番外編として

恐山を訪ねた。

それは、津軽半島と下北半島を巡る旅となった。

出かけたのは、8月上旬の暑い日だった。

第11番は、青森県つがる市森田村にある

下相野(しもあいの)観音堂。

そこの入り口に、大きな「弥三郎節の碑」が

立っていた。

「ひとつアェー 木造新田下相野」ではじまる

有名な嫁いびりの歌である。

そのいびられる歌詞が、きわめて具体的で

ひとつの叙事詩になっている。

たとえば、

「なんぼ働いてもかせいでも

つける油コもつけさせぬ」

とか、

「無理だ親衆につかわれて

十の指コから血コ流す」というふうに。

第1番から第10番までの観音巡礼が、

ヤマのルートを辿ったのに、ここからは、

水田地帯のまん真ん中のコースをたどることになった。


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by kitanojomonjin | 2006-10-27 22:08 | 津軽学