ゆきのまち幻想文学賞・82歳の大賞 2019年5月22日
2019年 05月 22日
雪の幻想性をテーマに、毎年募集している
ゆきのまち幻想文学賞。
ことし、82歳の大賞受賞者が出て話題になっている。
「待合室」という作品を書いた中野睦夫さん。
審査にあたった夢枕獏さんが、
こんな作品評を寄せている。
「82歳の人がこういうものを書けるの?
読んでいくと、吸血鬼が棺桶で寝ているイメージが
湧いてきた。
泉鏡花の香りがする作品。」
北国の駅の待合室で待っていたのは、
雪女だったという話なのだが、
あまたある雪女ばなしに負けない
すごみのある作品である。
一読をおすすめする。
(別冊ゆきのまち通信に、所収)
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