ベルリンは晴れているか 2018年12月1日

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深緑野分の「ベルリンは晴れているか」を読んだ。

抜群に面白い。

舞台は、1945年7月のベルリン。

敗戦下、米英ソ仏の4か国の統治におかれていた、廃墟と混乱の街ベルリン。

ドイツ人少女アウグステが人探しの旅に出る。

その旅で、さまざまな個性的な人物に出会う。

空襲の混乱の中で、行方不明になった動物園の動物を

回収しようとしているもと飼育係。

廃墟となった映画撮影スタジオで、ひとり音声資料を守っている女性など。

カオスの時代に、生きていく意味はなにかということを

痛感させられる。

ナチスの生き残りのドイツ人が、書いたといっても不思議ではない。

じつによく、この時代の、ドイツの生活感、時代感を活写している。

30代の著者の筆力に感心させられる。

必見である。

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by kitanojomonjin | 2018-12-01 08:49 | ミステリーの楽しみ | Comments(0)