「ジーヴズの事件簿」という本を読んだ。
美智子さまが、誕生日スピーチで言及され、
いちやく注目されているもの。
ジーヴズという召使が、おばかな貴族のご主人に代わって
大活躍するユーモア小説。
1世紀前の時代を舞台にしているのに、
全然色あせていない。
英国には、独特の“召使文学”の伝統が、
あるのではと感じさせられる。
ノーベル賞作家のカズオ・イシグロの「日の名残り」も
まさに、“召使文学”そのものである。
ところで、この「ジーヴズの事件簿」
かつて、吉田茂も愛読していたというのは、
知らなかった。
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