縄文事典 2018年9月7日
2018年 09月 07日三内丸山縄文発信の会が、青森県の監修を受けて
まとめたもの。
なかなかコンパクトによくまとまっている。
なかでも面白かったのは、「海進・海退」のページの
「古十三湖」の地図。
縄文時代は、温暖化が進んで、海水面が現在より、
2~3メートルほど上昇していたという。
内陸にある貝塚などから推定すると、
津軽半島の十三湖は、ずいぶん大きな面積であったというのだ。
「古十三湖」と名づけられている。
有名な亀ヶ岡遺跡は、その古十三湖に面していたことになる。
知らなかった。
それにしても、東日本大震災のとき、東北の縄文遺跡は
ひとつも津波の被害にあわなかったという話を思い出した。
縄文人は、結果として、住みやすい安全で快適な場所を選んで、
「定住」していたのだ。
日本列島の未来を思うと、
改めて、考えさせられることが多い。
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