さよならピリス 2018年4月15日

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先日、マリア・ジョアン・ピリスのピアノ・コンサートへ

行ってきた。

圧巻は、ベートーベンのピアノ・ソナタ第32番。

第一楽章は、力強い響きと木漏れ日のような旋律。

第二楽章は、一転して、あまだれのように、音がしたたりおちる。

まるで、ジャズのセッションのような雰囲気が広がる。

ベートーベンの最後のピアノ・ソナタであり、

ベートーベンの人生そのものを表現しているともいわれる。

それだけではあるまい。

ジョアン・ピリスが、最大限に解釈し、彼女ならではの世界を

くりひろげている。

魂に響くようなひとつひとつの音は、

一貫して彼女が追い求めてきた世界なのだ。

演奏が終わった後、スタンディング・オベーションと

拍手が鳴りやまなかった。

2018年4月12日(木)よるサントリー・ホール。

歴史に語り継がれる演奏に、立ち会えたという予感がした。

カタログによれば、今年で引退を表明している彼女にとって、

今回が最後の来日コンサートになるという。

さよならピリス。

そして、ありがとうピリス。

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by kitanojomonjin | 2018-04-15 08:57 | クラシック | Comments(0)