新選組・幕末の青嵐 2018年1月20日

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新選組・幕末の青嵐という小説を読んでいる。

木内昇(のぼり)という50代の女性の作品である。

土方歳三をはじめ16人が、入れ替わり立ち代わり

クローズアップされていく。この作品の特徴は、

それぞれの人物の悩みや思いがきめ細かく

描かれているところ。

ひとつひとつの小品が連なり、時代の大きなうねりも

見事に表現している。

ときおり、土方たちが、追想するふるさと武州の

光景が、印象的だ。

「収穫が終わると、武州の空気は一気に冷え込んでゆく。

夕焼けの赤みが藍を混ぜたように濃くなって、

日暮れがどうも切実になる。

他の季節と違って、月日の移ろいをいやがうえにも

意識させられるこの時期は、とりたてて

理由もないのに焦燥や悔恨にさいなまれる。」

たしかに。

いまの武州にも通じる自然観である。

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by kitanojomonjin | 2018-01-20 09:02 | 人生 | Comments(0)