宮本常一の「旅人たちの歴史2」 2016年6月14日

c0069380_16564115.jpg


宮本常一の「旅人たちの歴史2」というのを

読んでいる。

宮本常一の講演を出版化したものである。

江戸の旅人・菅江真澄の旅を

徹底的に考察している。

すこぶるつきにおもしろい。


菅江真澄は、津軽を3度ほど旅している。

旅先で、イタコを何度が目撃している。

この記録をじっくり読んだ宮本常一は、

イタコの起源について、驚くべき考察をしている。


熊野の山伏には、巫女が同伴者としていた。

東北のイタコも、山伏の巫女だったのではないか

というのだ。

そして、祀る神は、石川県の白山神社の神々だったのでは

ないかという。


イタコが、大切にする神は、オシラサマというが、

これは、白山につながるのではないかと指摘する。


ちょっと、出来すぎた話であるが、

漠然と捉えられていた山伏とイタコの

驚くべき関係を菅江真澄の紀行文を読み込みながら

考察するとは、さすが宮本常一。

おすすめである。



お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ




by kitanojomonjin | 2016-06-14 17:09 | 津軽 | Comments(0)