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早春賦 2016年3月1日 

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早いもので、もう3月。

梅が咲きほころび、春めいてきたが、

まだまだ風が冷たい。

早春賦の歌詞を思い出す。

「春は名のみの 風の寒さや

谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど

時にあらずと 声もたてず

時にあらずと 声もたてず」


3番もいい。

「春を聞かねば 知らでありしを

聞けばせかるる 胸の思いを

いかにせよと この頃か

いかにせよと この頃か」


ちなみに、この早春賦は、

作詞家の吉丸一昌が、安曇野を訪ねたときに、

作ったものだという。

信州が舞台だったのだ。


作詞の吉丸について、こんな紹介文をみつけた。

「性磊落、酒を好み、

『おもしろやおぼろおぼろと酔いぬればわが天地

春めきにけり』

と、自作の短歌を放吟した。

そうして酔えば忽ち、わけの わからぬ歌を歌いながら、

独特の踊りを演じた。」

この吉丸という人物は、なかなかゆかいな人物だったらしい。

人生そのものが、どこか早春賦と重なるようだ。


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by kitanojomonjin | 2016-03-01 15:57 | 季節の風