津軽の詩人・月永亜夢・森(1) 2012年8月6日
2012年 08月 06日津軽の詩人・月永亜夢の「森」という作品・その1
骨ばっている詩だが、なかなかいい詩である。
森(1)
樹であることを自覚している樹と
それよりも森であることを自覚している樹があり
森であることを自覚している樹の勢力が旺盛であるほど
森は森としての活きる筋肉を
力強くビルドアップさせることができる
しかし樹になりたくない樹が何本かあり
それらの樹々の根への深さは自我の深さでもある
それらの樹々はいつしか曲線としてようやく立ちつくし
他の樹になりたかった樹々の心は
満天にむけて垂直な一途さで森を誇示する
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