幻の詩人・村次郎 2011年9月29日
2011年 09月 29日村次郎の全詩集が出版された。
村次郎は、慶応大学で仏文学を専攻し、
詩集を2冊だしたあと、八戸市鮫町の旅館「石田屋」を
継ぐため、郷里に帰った。
中村真一郎、芥川比呂志らと交流があり、
詩人として、将来が期待されていた。
幻の詩人といわれるゆえんである。
全詩集の計画がすすんでいたが、
3月の大震災で、旧石田家は、津波にあった。
幸い原稿の散逸は免れたが、水浸しになり、
出版は9月までのびたという。
その詩は、簡潔ながら、こころにしみる。
機会があれば、じっくり味わってみたいものである。
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