写真集「俗神」・30年前のさくら祭り 2005年4月29日

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弘前の桜は、きのうようやく開花宣言したという。

土田ヒロミの写真集「俗神」の増補改訂版が、
去年およそ30年ぶりに出版された。
その表紙を飾る写真「弘前・1972」
おそらく33年前のさくらまつりのころ撮影されたものである。

小男が、大きな女にしがみついて、至福の表情を
している。
この写真は、インパクトが強い。
猥雑さそのものであるが、なぜか懐かしさを誘う。

イタリアの映画監督フェデリコ・フェリーニの作品には、
主人公の思い出の1シーンとして、きまって豊満な女性が、
登場する。海岸で踊る女性に圧倒されて、若き日の
主人公は、いつも呆然と立っている。
この写真は、「津軽のフェリーニ」とでも名づけたい1枚である。

30年前の弘前のさくらまつりは、実に猥雑さに溢れていた。
公園の靖国神社の前の一角には、いろいろな見世物小屋が出た。
お化け屋敷。オートバイの曲乗りショー。
おまけに、ストリップ小屋まで出ていた。
いったいあれは、何だったのだろうか。

あの猥雑さについて考えてみたい。(続く)


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Commented by artshore at 2005-05-01 22:08
この写真のインパクトは私も共感します。
それにしても「津軽のフェリーニ」、いいですねぇ。
土田ヒロミとフェリーニは頭のなかでリンクされてなかったので、
新鮮です。
TBありがとうございます。
Commented by ゴジラ卿 at 2005-05-04 06:40 x
はじめまして。

TBどうもです。
写真部だった高校生の頃にアサヒカメラかなんかのカメラ雑誌で
見た記憶があります。

私が大阪芸大の写真学科に在学中に土田ヒロミ教授がいなくて残念です。
高校生の頃に憧れていた浅井愼平さんも一時期、大阪芸大写真学科
教授になられていました。

私の在学中で一番有名な教授は岩宮武二学科長でした。
ぼろかすに作品をけなされ滅多に褒めていただけませんでしたが
面倒見は良かったです。
亡くなりましたが偉大な先生でした。
by kitanojomonjin | 2005-04-28 19:30 | 津軽 | Comments(2)