歌の出前 2010年5月19日
2010年 05月 19日以前、ラジオで、歌手の樋口了一さんが、
自分の歌をひっさげて、全国の歌の出前を
している話を聞いた。
曲は、知る人ぞ知る
「手紙~親愛なる子供たちへ~」。
「年老いた私がある日今までの私と違っていても
どうかそのまま私のことを理解して欲しい」という
歌いだしではじまる。
「私が服の上に食べ物をこぼしても・・・・
あなたいろんなことを教えたように見守ってほしい」
という人生を感じさせる歌詞が続く。
ここ数年、有線のヒット曲になっているらしい。
しかも、樋口さんは、ポストマンライヴと称して、
リクエストがあればどこへでも出かけていくという。
印象に残ったのは、東大阪の町工場の一角の
ガレージの中で、老夫婦のために
歌った時だという。
送り手が、じかに、受け手のところに出かけていく
この「出前」の発想。
送り手と受け手の原点を感じさせる意味で、
なかなか興味深い。
デジタルの時代だからこそ
こんなアナログが、
きらりと光るのかもしれない。
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