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土偶・縄文合唱団 2005年3月28日

三内丸山遺跡から出土した大型板状土偶。

それから、縄文人のどんなこころを読み取れるのか?

それを考える前に、次の写真をごらんいただきたい。

いずれも三内丸山遺跡から出土した土偶である。
土偶・縄文合唱団 2005年3月28日_c0069380_1163816.jpg

(NPO法人 三内丸山縄文発信の会発行「縄文ファイル」より)
国立民族学博物館名誉教授小山修三さんは、かつて

「縄文合唱団」といったことがある。言い得て妙である。

「縄文合唱団」という指摘から、2つの特徴が

浮かび上がってくる。

まず、三内丸山出土の土偶は、口をあけているものが多い。

顔は、土偶の大きさによってさまざまだが、いずれも

口をあけているところから、何か通底するものがありそうだ。

もうひとつは、こうして並べてみると、中央の大型板状土偶が

大きさといい、造形のていねいさといい、ひときわ際立っている

ことがわかる。まるで、縄文合唱団のリーダーのようだ。

では、この大型板状土偶の表情は、縄文人のどんな

心を読み取れるのか?それは次回。


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by kitanojomonjin | 2005-03-28 11:32 | 縄文