絵乳 2009年1月8日
2009年 01月 08日津軽学4号の取材で見た絵馬のお話の続き。
最後は、戌・亥(いぬ・い)の守り本尊の弘前八幡宮を
訪ねたときのことだった。
もう夕方近くなっていた。
境内の小さいお堂をのぞいたら、
そこの中に飾られていた絵馬に、びっくりした。
いずれも、和服を着た女性が胸をはだけ、
滝のようにおっぱいが流れ出ているものもある。
あとで調べてみると、八幡宮にまつられている
神の一柱・息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)は、
安産・育児の神であった。
母乳がたっぷり出て、赤ちゃんが立派に
育ちますようにという母たちの願いがこめられた
「絵馬」と見られる。
「絵馬」というより「絵乳」とでもいうべきか。
津軽の神社・お寺を問わず、
よくよく注意してみると、オシラサマをはじめ
いろんな民間信仰が重なり合い、同居している。
実に、奥が深い。
詳しくは、「津軽学4号」をご覧ください。
「津軽学4号」についてのお問い合わせは、
津軽に学ぶ会
017-773-3477
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