c0069380_08541546.jpg
c0069380_08544749.jpg
先日、初台の東京オペラシティ・アートギャラリーで、

建築家・田根剛の展覧会を見てきた。

30代後半の新進の建築家だが、その活躍が

世界的に注目されている。

代表作は、エストニア国立博物館。

ご存知、エストニアは、バルト3国の北の端の小国。

1991年、ソ連から独立した。

たまたま、最近、エストニアの“歌う革命”のドキュメンタリーを

テレビで、見ていたので、とても興味深かった。

旧ソ連軍の軍事施設の滑走路の位置に、巨大な細長い建物を

作った。

“建築は、記憶を継承し未来をつくる”という田根のコンセプトが

現れているという。

彼のコンセプトが、評価され、国際コンペに入賞した。

展覧会場には、若い人が切れ目なく押しかけ、

じっと、レプリカや映像に見入っていた。

一度、この北欧の地に建つ

歴史を組み込んだ未来建築を訪ねてみたいものだ。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
           人気blogランキングへ


[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-12-09 09:09 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_08310843.jpg
深緑野分の「ベルリンは晴れているか」を読んだ。

抜群に面白い。

舞台は、1945年7月のベルリン。

敗戦下、米英ソ仏の4か国の統治におかれていた、廃墟と混乱の街ベルリン。

ドイツ人少女アウグステが人探しの旅に出る。

その旅で、さまざまな個性的な人物に出会う。

空襲の混乱の中で、行方不明になった動物園の動物を

回収しようとしているもと飼育係。

廃墟となった映画撮影スタジオで、ひとり音声資料を守っている女性など。

カオスの時代に、生きていく意味はなにかということを

痛感させられる。

ナチスの生き残りのドイツ人が、書いたといっても不思議ではない。

じつによく、この時代の、ドイツの生活感、時代感を活写している。

30代の著者の筆力に感心させられる。

必見である。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
           人気blogランキングへ







[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-12-01 08:49 | ミステリーの楽しみ | Comments(0)

c0069380_10260570.jpg
c0069380_10264507.jpg
c0069380_10272561.jpg
c0069380_10285629.jpg
c0069380_10295012.jpg
先日、三内丸山遺跡の新しい施設のおひろめがあったので,

青森へ出かけてきた。

まず目を引くのは、縄文ビッグウォール。

吹き抜けのスペースの6メートルの壁一面に、

5120個の縄文土器のかけらがちりばめられている。

縄文がぐっと迫ってくる。

つぎに興味深かったのは、ハンズオンコーナー。

実物の土器や石器を直接さわることができる。

ばらばらの土器片を組み合わせて、

ジグソーパズルのように、復元してたのしめる。

(ただし、このコーナーは、24日で終わってしまったのは、残念。)

このほか、「すべてはここから始まった
        ~三内丸山遺跡の熱い3年間~」

という企画展では、平成4年から6年までの大規模な発掘の様子を紹介している。

来年の2月24日まで、無料で一般公開されるという。

必見である。

一度、のぞいてみたら?

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
           人気blogランキングへ








[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-11-25 10:44 | 縄文 | Comments(0)

c0069380_09291039.jpg
「ジーヴズの事件簿」という本を読んだ。

美智子さまが、誕生日スピーチで言及され、

いちやく注目されているもの。

ジーヴズという召使が、おばかな貴族のご主人に代わって

大活躍するユーモア小説。

1世紀前の時代を舞台にしているのに、

全然色あせていない。

英国には、独特の“召使文学”の伝統が、

あるのではと感じさせられる。

ノーベル賞作家のカズオ・イシグロの「日の名残り」も

まさに、“召使文学”そのものである。

ところで、この「ジーヴズの事件簿」

かつて、吉田茂も愛読していたというのは、

知らなかった。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
           人気blogランキングへ



[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-11-21 09:39 | ミステリーの楽しみ | Comments(0)

c0069380_13544197.jpg
c0069380_13551553.jpg
先日、津軽西海岸の大イチョウを見に行った。

青森県深浦町北金ヶ沢にある。

入り口のイチョウは、いま、真黄色で、

ちょうど、見ごろだった。

その先の高さ31メートル、10階建てのビルの高さの

“日本一大きい”といわれるイチョウは、

緑の葉が、少しまじって、これからというところ。

でも、その威容は、圧巻である。

                   お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
                                   人気blogランキングへ



[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-11-16 13:55 | 津軽 | Comments(0)

c0069380_09015458.jpg
c0069380_09012451.jpg
川本三郎の本を2冊並行して読んでいる。

「あの映画に、この鉄道」は、鉄道を舞台にした映画を

北海道から順番に訪ねていく。

「張り込み」「点と線」「飢餓海峡」

数え上げたらきりがない。

これに、文学に登場する鉄道を加味したのが、

「小説を、映画を、鉄道が走る」である。

「路傍の石」「放浪記」などが加わる。

よくまあ、こんなにていねいに、調べ上げたと感心するほどだ。



どんどん失われ、廃線になっていく鉄道は、

重要な昭和の記憶遺産になっているのだろう。

本の上で、想像をめぐらしながら、

もうひとつの旅を楽しむことができる。

おすすめである。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
                   人気blogランキングへ


[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-11-12 09:09 | 旅の街角から | Comments(0)

c0069380_09062945.jpg
先週、弘前公園の菊と紅葉まつりを見てきた。

平日だったので、静かにゆく秋の風情を楽しむことができた。

ちょうど今、紅葉がピークだという。

きょうのニュースによれば、先週末は好天に恵まれ

大勢の客でにぎわったという。

会期は、今度の日曜・11日まで。

そのあと一足飛びに、冬の気配が立ち込める。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
                   人気blogランキングへ





[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-11-05 09:13 | 津軽 | Comments(0)

c0069380_12514453.jpg
c0069380_12525940.jpg
今日早朝のラジオで、

気仙沼で編み物の会社を5年前から立ち上げた

御手洗瑞子さんのはなしを聞いた。

気仙沼の海は、緑がかった独特の色をしているという。

その色のセーターなどを開発し全国的に注目されている。

ホームページを覗いてみたら、御手洗さんたちは、

2012年、アイルランドのアラン島をたずねたことが

ひとつのきっかけになったという。

アラン島は、アラン・セーターで有名である。

船を出す自分の息子や夫を寒さや濡れから守るために、

1000年も前から島の女性たちが編み始めたセーターが、

アラン・セーターの発祥という。

ケーブル(網)、ハニカム(蜂の巣)、ツリーオブライフ(生命の木)など

様々な意味を込められて作られた模様は、

それぞれの家庭によって少しずつ異なる。

それは、家紋のような役割をしており、

漁師たちが不幸にも遭難してしまった際に、

そのセーターの模様によって誰であるかを判断していたという。


東日本大震災から、立ち直るきっかけとして、

アラン島の漁民のセーターがおおきなヒントになっていたとは。

知らなかった。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。

                   人気blogランキングへ





[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-11-02 13:07 | 旅の街角から | Comments(0)

c0069380_08102734.jpg
c0069380_08111490.jpg
c0069380_08122552.jpg
c0069380_08120012.jpg
ちょうど1週間前の土曜日。

10月20日あさ6時50分ごろのことである。

多摩川の川沿いを散歩したら、

思わぬ光景に出くわした。

およそ150羽あまりの水鳥が、集結していた。

朝ごはんのミーティングでも開いているのかと思ったら、

いっせいに、飛び上がった。

カギになり、竿になり、川上の方へ飛び去った。

これは、水鳥のわたりなのだろうか?

わたりの予行練習でまた舞い戻ってくるのではあるまいか?

しかし、一週間たって、その姿をみないということは、

本格的な旅立ちだったのだろう。

あれは、わたりの決定的瞬間だったのだ。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
                  人気blogランキングへ


[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-10-27 08:29 | 季節の風 | Comments(0)

c0069380_14235257.jpg

c0069380_14243147.jpg

いま、秋田の県立博物館で、「菅江真澄・記憶のかたち」という展覧会を

やっている。

江戸時代の紀行家・菅江真澄の没後190年を記念する展覧会である。

菅江真澄の実物の日記が展示されている。

日記に添えられた色あざやかな絵。

満開の梅林の花が、克明に描かれている。

ある人は、現代アートの草間弥生を思わせるといった。

たしかに。

まったくジャンルは違うが、伝えようという熱気が、

ひしひしとせまってくる。

真澄に関する集大成の展覧会といっていい。

これほどの規模のものは、10年に1回しか

拝めないだろう。

必見である。

11月4日まで開催されている。

ただし、秋田県立博物館は、秋田市から

だいぶ離れたところにあるので、要注意。

近くに、今年夏の高校野球で話題になった

金足農高がある。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
                          人気blogランキングへ





[PR]
# by kitanojomonjin | 2018-10-24 14:38 | この国のかたち | Comments(0)