<   2010年 12月 ( 20 )   > この月の画像一覧

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                                      「遥かなる津軽」より

加藤惣平さんの写真集「遥かなる津軽」から。

横浜在住でありながら、

津軽に惚れた加藤さんは、昭和62年、津軽で年を越した。


元旦。

近所の食堂はどこも休み。

ありあわせの即席ラーメンで元旦を祝ったという。

翌日、店を開けたいつもの店で、

情けない元旦の話をしたときの顛末。


「店の女性が

『なんで家へ来なかった。水くせえ』

と涙うかべて怒っていた。」


「水くせえ」といってくれる人がいる津軽。


都会人は、水くさいのが当たり前。

そのうち、「水くせえ」ということばも

死語になるかもしれない。



雪のまちでは、みんな身も心も温めあって暮らしている。


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by kitanojomonjin | 2010-12-30 11:41 | 人生 | Comments(0)

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宮城谷昌光さんは

ベートーベンのピアノ・ソナタ第14番《月光》について

こう記している。

「ピリスの第1楽章は叙情的で、

とくに低音部の音のつくりかたが巧く、

曲にふしぎな落ち着きがある。」

(「クラシック私だけのベスト曲1001曲」)

さっそく、マリア・ジョアン・ピリスの「月光」を

聞いてみた。

鳥肌が立った。

ベートーベンを、ショパンのように、弾いている

とでも言おうか。

まったく、ピリスならではの演奏である。

抑制されていて、押し付けがましくなく、

それでいて、

生きることの悲しみとでもいう、なにものかが、

貫かれている。

しばらくは、この演奏にはまってしまいそうだ。


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by kitanojomonjin | 2010-12-29 15:49 | クラシック | Comments(0)

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きのうのこのブログで、

東北新幹線の「八甲田トンネル」に

何も案内のないのはもったいないと書いた。

それだけでは、無責任のような気がして、

夢のガイドを考えてみた。


「みなさん、いま八甲田トンネルを通過しています。

この上に、八甲田の森が広がっています。

想像してみてください。

春には、山菜があふれ、

森には、クマタカが巣をつくり、

カモシカが生息しています。


この自然の宝庫を破壊しないように、

トンネル工事は、ダンプトラックのかわりに、

1.7キロのベルトコンベヤーで、土を運びました。

これほど環境に配慮したトンネル工事はないと

いわれるそうです。


さあ、みなさん。

このトンネルをぬけると、

そこに自然の王国

そして、独特の文化をもった

AOMORIが広がっています。」

ここまで書いていると、イメージが

どんどん湧いてくる。


詩人たちを集めて、AOMORIへの誘いののための

八甲田トンネル・夢のガイド・コンクールを

開いたらどうだろうか?

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by kitanojomonjin | 2010-12-28 11:33 | 旅の街角から | Comments(0)

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新しく出来た東北新幹線で、

新青森まで行ってきた。

えんえんと「八甲田トンネル」が続く。

後で、新聞記事を読んだら、

八甲田トンネルは、26.5キロあって、

完成時は、世界最長だった。

最初は、10年かかるといわれたのを

工法を工夫して、6年7カ月に縮まったという。

さらに興味深いのは、自然環境を配慮して

土をトラックでなく屋根つきの長大なベルトコンベヤーで、

運んだという。

この場所は、国有林の中で、カモシカやクマタカなど

貴重な動物の生息地なのだ。

ところが、このトンネルを通過しているとき、

そんな工事の苦労とか、

いま八甲田トンネルを通過していることさえ、

なにもアナウンスしてくれない。


とてももったいない。


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by kitanojomonjin | 2010-12-27 18:30 | 旅の街角から | Comments(0)

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10数年ぶりに、街道をゆくのシリーズが

アンコール放送されている。

23日は、「愛蘭土紀行」である。

シリーズの数ある番組の中で、もっとも印象深い作品である。


交通事故で亡くなった友人の作品でもある。



機会があったら、ぜひごらんいただきたい。


ラストのアイルランドの虹が、印象的である。

(12月23日(水)18時~BS2)


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by kitanojomonjin | 2010-12-21 15:56 | 旅の街角から | Comments(0)

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宮城谷昌光さんは、

ベートーベン「ピアノ・ソナタ第4番」について

次のように記している。

     (「クラシック私だけのベスト曲1001曲」より)



「この曲は、第3番ほどのあいらしさはないが、

音楽の深さを予感させるものがあり、

私は好きなのである。」


また、こんなふうにも書いている。


「冬の日がまだ高く、

外は快晴なのだが妙にさびしい空で、

葉をつけたままの喬木がならんで

風に揺れていた。

その風景がなぜかこの曲に適っていた。」


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by kitanojomonjin | 2010-12-18 14:33 | クラシック | Comments(0)

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この時期、

ハレルヤ・コーラスとかクリスマス・ソングとかを

耳にすると、

キリストの弟子ペテロとパウロのことが

気になる。


ペテロは、人々の前で、「イエスを知らない」と

3度まで、うそをつく。

パウロは、はじめ、

イエスを見たこともなく、キリスト教を

弾圧する側に立っている。

ふたりとも、皇帝ネロのキリスト教弾圧で

命を落とす。


では、どうして、キリスト教が世界宗教になったのだろうか?


たまたま、垣花秀武氏の「奇会新井白石とシドティ」という

本を読んでいたら、

ペテロとパウロついて、

こんな記述があった。


「教徒たちは現実の社会に生きながら、

実は周囲と全く異なった夢でも幻でもない

象徴的な精神の状況を自分たちでつくりあげ、

その中に生きつづけるようになる。」

なるほどね。



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by kitanojomonjin | 2010-12-17 13:11 | 人生 | Comments(0)

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作家の宮城谷昌光さんの

「クラシック私だけの名曲1001曲」の一節。



「(ベートーベンの)後期のピアノ・ソナタは

格段にすばらしいものである。

すくない番号の作品からつきあってくると

成熟度を感じることができて

あたかも自分の成熟のように

おもわれる瞬間がある。

その成熟は解放感をともなっており、

芸術の最高峰に登ってみると

自由を得たようにおもわれる。」


このことばに、刺激されて、

ベートーベンのピアノ・ソナタを

第1番から順番に聞いている。

第3番について、宮城谷さんは、こんなふうに

書いている。


「当然、ピアノ・ソナタは第1番から聴いてゆくのが

よいが、それをしたくない人は第3番から

はいるのがよい。」


第3番には、独特の表情の豊かさ、あいらしさが

あるという。


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by kitanojomonjin | 2010-12-16 11:57 | クラシック | Comments(0)

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テレビで、ビートルズのドキュメンタリー番組を見た。


1957年、イギリス・リバプールのバラの女王のカーニバルで

初めて、ジョン・レノンは、ポール・マッカートニーに出会った。


その時、レノンが、学生仲間と結成していた

バンド「ザ・クオリーメン」のメンバーを追った

ドキュメンタリーである。


彼らは、その後、まもなくバンドを離れるが、

2007年、50年ぶりにバンドを再結成する。


彼らを紹介するナレーションがふるっている。


「運命がほんの少しやさしかったら、

彼らは、ビートルズのメンバーになっていた」


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by kitanojomonjin | 2010-12-15 18:01 | ドキュメンタリー | Comments(0)

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先日、日経新聞に、

「五感の展示・さわる感動」という記事があった。

(2010年12月7日付)

民博の准教授・広瀬浩二郎先生が、

「五感で楽しむ博物館」を提唱している。


広瀬先生ご自身、全盲だが、三内丸山遺跡も訪れ、

縄文土器をさわって鑑賞した。


広瀬先生は、「健常者を『見常者』と呼び、

視覚障害者を『蝕常者』と表現する。」


つまり、「五感を刺激する博物館は、

健常者にも楽しいはず」というのである。


興味深い提言である。

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by kitanojomonjin | 2010-12-14 14:10 | 縄文 | Comments(0)