<   2010年 03月 ( 16 )   > この月の画像一覧

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「天皇の世紀」2をようやく読み終わった。

安政の大獄に、大半を費やしている。

実に、重い。


次の言葉が、印象的だ。

「明日を構想する知恵と勇気は

一朝に生まれるものではなかった。

封建時代の人間は、樹木のように

地面の土に結びついていた。」

その陣痛のようなこう着状態が

延々と記述される。


明治100年にあたって、1969年から、

描き始められたこの作品。

明らかに、学生運動のこう着状態の時代を意識している。


そして、大仏次郎は、あくまでも

吉田松陰にシンパシーを抱く。

最後のページで、こう語る。

「(倒幕の一線に立った志士たちは、)

皆、松陰が孵化させた小さい蝶たちである。

死刑と定まったと見ゆる牢獄の中にいても、

先生はまだ教えている。」


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by kitanojomonjin | 2010-03-30 12:05 | この国のかたち | Comments(0)

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先日、岡村喬生さんの「冬の旅」を聴いた。

上野の文化会館小ホール。

満員だった。


全24曲。

最後の辻音楽師のところで、涙が出てきた。

失意の若者が、愛する娘を置いて、

村を出て行く。

最後に、ライアー(手回しオルガン)の老人に出あう。

「老人よ。

私がお前について歩いてあげようか?」

以前、映像で見たノイマイヤー振り付けのバレエ「冬の旅」の

意味がようやく分かってきた。


ゲルマン民族にとって、自分の足で歩くということは、

独特の意味があるという。

「人生」=「旅」=「さすらい」だという。


いささか唐突だが、

ノイマイヤー振り付けのバレエ「冬の旅」とともに、

津軽三味線の高橋竹山の姿も浮かんでくる。


彼もまた、旅に生きた辻音楽師だった。


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by kitanojomonjin | 2010-03-29 13:22 | クラシック | Comments(0)

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先日、サントリーホールで、

西本智実指揮のショスタコーヴィチの5番を聴いた。

西本智実がひとまわり大きく感じた。


アンコール曲のチャイコフスキーの「弦楽4重奏曲第1番」は、

打って変わってこころに染み入る優しい曲。

絶妙の選曲である。



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by kitanojomonjin | 2010-03-27 12:59 | クラシック | Comments(0)

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先日の読売新聞の日曜版に、

陸羯南の紹介記事が載っていた。

弘前出身の明治のジャーナリスト。

正岡子規を心身ともに支えた人物として

知られる。

この記事を書いた永井一顕記者も

こてこての津軽人である。


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by kitanojomonjin | 2010-03-24 16:51 | 津軽 | Comments(0)

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日曜日、成城学園前を散歩していたら、

桜のつぼみが、色づいていた。

開花は、まもなく。

楽しみである。

以前、お会いしたお年寄りが言った言葉を

思い出した。

「桜は、咲いた後より

咲く前の方が楽しみ。」

それは、人生を重ねた彼女がいうと、

とても、色っぽく感じられた。



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by kitanojomonjin | 2010-03-23 17:11 | ブロギニストの散歩道 | Comments(0)

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とうとう「テルマエ・ロマエ」を買って

読んでしまった。

今年のマンガ大賞である。


ローマ時代の建設技術者が、

タイムスリップして、日本の銭湯に登場する。

その優れたところをさっそくローマの風呂に応用する。


このようにして、

銭湯

露天風呂

湯治場

など、つぎつぎに、日本の風呂文化を古代ローマにうつす。

ひとつのクール・ジャバンである。

古代ローマを狂言回しにして、

現代の日本の風呂文化を礼賛している。


しかも、作者のヤマザキマリさんが、

イタリアに留学し、

現在、ポルトガル在住というところが面白い。


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by kitanojomonjin | 2010-03-22 19:09 | カルチャー通信 | Comments(0)

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芥川喜好さんの「バラックの神たちへ」を

読んでいる。

浅井忠という明治の画家について

触れていた。


浅井忠には、前々から、別の角度から関心があった。

明治のジャーナリスト陸羯南の根岸の家の近くに住み、

ともに、長清会という囲碁の会の仲間だった。


浅井忠が、西洋に絵を勉強に行くとき、

正岡子規も交えて、盛大に送別会を開いた。


ところが、なぜか浅井忠は、

失意の元に帰国し、なんと陸羯南と同じ年に

はやばやと亡くなっている。

浅井忠になにがあったのか。

興味深々である。


芥川さんのエッセーでは、こんなふうに記されている。

「死に至る5年間の仕事は多彩だった。(中略)

アール・ヌーヴォーの洗礼を受けて帰ったことの、

目ざましい成果というべきだろう。

関西美術院をつくって安井や梅原を育てた仕事も

かがやいている。

だが油絵に関する限り浅井忠は終わっていた。」

浅井忠にいったいなにがあったのか。


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by kitanojomonjin | 2010-03-20 17:21 | カルチャー通信 | Comments(0)

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「テルマエ・ロマエ」というコミックが話題である。

古代ローマの建築技師が、時空を越えて

ローマ風呂と現代の銭湯を行ったりきたり。


この著者のヤマザキマリさんというひとは、

不思議な人のようだ。


ブログ等で拝見すると、

1967年生まれ、アラフォーである。


現在は、ポルトガル在住のようだが、

若い時から、イタリアに渡り、ローマに

造詣が深くなった。


かくして、ローマ風呂と日本の銭湯を行ったりきたりという

奇想天外の発想が、生まれた。 


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by kitanojomonjin | 2010-03-18 17:31 | Comments(0)

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赤坂の豊川稲荷の桜は、もう満開。

毎年、この桜が咲いて、1週間から10日で

東京でも、あちこちから、桜の便りが届く。

気もそぞろになる季節である。


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by kitanojomonjin | 2010-03-17 15:04 | ブロギニストの散歩道 | Comments(0)

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3月6日(土)付けの日経新聞で、

「水面に映える桜の名所」のアンケート調査の結果が

載っていた。

第一位は、弘前公園。

花びらが水面に漂う「花いかだ」。

このグッド・タイミングには、ここ数年

お目にかかっていない。

それに、負けないくらい魅力的なのが、

「花吹雪」。

はらはらと降るその情景は、ことばに表せないくらい美しい。


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by kitanojomonjin | 2010-03-12 13:59 | 津軽 | Comments(0)