<   2006年 10月 ( 16 )   > この月の画像一覧

c0069380_2210422.jpg

(蓮川観音堂)

c0069380_2210395.jpg

(蓮川観音堂近くの商店)

津軽観音巡礼第12番は、蓮川(はすかわ)観音堂。

水田地帯のまんまん中にある静かなたたずまいの

お堂である。(場所は、青森県つがる市清川。)

8月、季節遅れのアジサイが咲き誇り、

周辺には、ひなびた石仏がぐるりと並んでいた。

このお堂の近くに、面白いたたずまいの

商店があった。

なんとなく味がある。

おもわず、写真をパチリ。

観音巡礼の旅は、路上観察の旅でもある。

実は、この観音堂にケータイを落とすという

ハプニングがあった。

その顛末は、11月下旬に刊行予定の「津軽学2号」に

詳しく触れた。

そちらをお楽しみに。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-27 22:10 | 津軽 | Comments(0)

c0069380_2281124.jpg

(弥三郎節の碑)

まもなく「津軽学2号」が、発刊される。

それに先立って、津軽観音巡礼の続編を

ご紹介しよう。

今回は、11番から21番、そして番外編として

恐山を訪ねた。

それは、津軽半島と下北半島を巡る旅となった。

出かけたのは、8月上旬の暑い日だった。

第11番は、青森県つがる市森田村にある

下相野(しもあいの)観音堂。

そこの入り口に、大きな「弥三郎節の碑」が

立っていた。

「ひとつアェー 木造新田下相野」ではじまる

有名な嫁いびりの歌である。

そのいびられる歌詞が、きわめて具体的で

ひとつの叙事詩になっている。

たとえば、

「なんぼ働いてもかせいでも

つける油コもつけさせぬ」

とか、

「無理だ親衆につかわれて

十の指コから血コ流す」というふうに。

第1番から第10番までの観音巡礼が、

ヤマのルートを辿ったのに、ここからは、

水田地帯のまん真ん中のコースをたどることになった。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-27 22:08 | 津軽学 | Comments(0)

c0069380_1915333.jpg


小松和彦の「京都聖地案内」を読んでいる。

今回は、小松和彦は、能楽に着目する。

「能楽のもっとも基本的・原初的な形式は、

モノ語りにある。当該の地にゆかりのある「亡霊」が

現れて、昔のことを語り、亡霊が抱え持っている

心情が吐露されることにある。」

能楽に紹介された京都の聖地を辿るユニークな

京都案内である。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-25 19:14 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_21172318.jpg

(ブロギニストの散歩道から)

先日、散歩をしていたら、ユーモラスな

かかしを目にした。

例年、この田んぼが、市民グループに

貸し出されているらしく、田植えから稲刈りまで

親子づれで、わきあいあいの作業が

繰り広げられている。

今稲刈りが終わって、乾燥の最中。

そのうち、天気のいい休日には、家族連れでの

脱穀の作業が見られることだろう。

水田の作業が、確実に一年の移り変わりを知らせる

カレンダーになっている。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-20 21:17 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_2195964.jpg


「鉄道の文学紀行」という本を読んでいる。

茂吉の夜汽車、中也の停車場という副題が

付いているように、文学者の辿った旅を

当時の時刻表と現場を訪ねることによって

再現する。

推理小説のような面白さがある。

熱海駅のくだりで、かつて人車鉄道があったという話は、

面白かった。いわば人力鉄道である。

c0069380_19253273.jpg


「人車鉄道とは、蒸気や馬の力を使用せずに

人の力を動力にして運行する鉄道」だという。

「レールの上に定員四ないし六人の客車をのせ、

人夫2~3人で押して走らせる軌道」だという。

日本各地にあったというから、驚きである。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-20 21:10 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_2101635.jpg


風のうわさで、一潮(いっちょう)さんが倒れたと聞いた。

一潮さんこと高坂一潮さんは、縄文のお月見コンサートで

ほろ苦いフォークを歌う味のある歌い手だった。

たとえば、カンゾーブルース。

「毎日毎晩酒飲んで

飲まずにゃおられぬと又飲んで

お金は全部 酒になり

酔っぱらって仲間に絡んでる

みんなカンゾー弱ってる」

歌詞は忘れたが、月夜に夜逃げする歌もあった。

なんともいえない独特のペーソスがあった。

一潮さん、早く元気になってください。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-20 21:07 | 津軽 | Comments(0)

c0069380_2171452.jpg

(ブロギニストの散歩道から)

お菓子研究家の今田美奈子さんの話を

先日、ラジオで聞いた。

西洋の菓子と取り組むきっかけとなったのは、

フランスのヴェルサイユ宮殿での不思議な体験が

もとになっているという。

ある日、バスツァーで、ヴェルサイユ宮殿に行ったら

庭園に迷い込んで、帰りのバスに乗り遅れてしまった。

そしてめぐり合ったのが、マリー・アントワネットが

愛したという田舎風の庭園プチ・トリアンだったという。

以来、ずっとマリー・アントワネットが気にかかり、

日本に帰国後、マリー・アントワネットが愛したという

素朴な菓子クグロフを知る。

それが、彼女が西洋の菓子の研究にのめりこんだ

きっかけだった。

ヴェルサイユ宮殿で、道に迷って、プチ・トリアンに

出会わなければ今日の彼女は、なかったという。

ヴェルサイユ宮殿には、昔から怪談めいた話が

伝わっている。

19世紀末あるいは20世紀初頭だったか、

同じくマリー・アントワネットゆかりの庭園に

紛れ込んだ女性が、18世紀そのままの姿を

した人々に出会ったというのは有名な話である。

ヴェルサイユ宮殿には、なにか魔物が

住んでいるのかもしれない。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-20 21:07 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_14284760.jpg


川上弘美の「ハヅキさんのこと」を読んだ。

川上弘美を読むのは、「センセイの鞄」以来だ。

相変わらず、うまい。

たとえばこんなふうにはじまる。

「今朝私は四十八歳になった。

よんじゅうはち、と私はつぶやいてみる。

 人生の前半はたぶんとっくに終わっているというのに、

私には四十八という数字の重みが、よくわからない。

切羽詰った感じは、ない。

年とったもんねぇ、とか、女としておしまいよねぇ、とか。

それでは余裕に満ちて成熟した女としての人生を

謳歌しているのかといえば、これもちょっと違う。」

そんな彼女が、虚と実のあわいを描いた小品集。

23篇の中でも、最後の「水かまきり」がいい。

それにしても、川上弘美はうますぎる。

うますぎて、つるりとしてて、かえって、後に残らないのが

難といえば難。

不思議な書き手だ。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-18 14:44 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_14103244.jpg


先日の日経新聞に、行って楽しい紅葉の名所の

ベストワンとして、十和田湖・奥入瀬が挙げられていた。

例年だと、10月20日ごろが、見ごろ。

今年はどうなるか。

それにしても、八甲田から奥入瀬にかけての紅葉は

見事である。

紅葉が最盛期の時、車で八甲田へ向かったことがある。

全山燃えるごとく、しかも風が吹くと紅葉の嵐だった。

一度、俳句の先生をお連れしたら、絶句して

「八甲田 ああ八甲田 八甲田」

といって句つくりを放棄してしまった。

それほど見事なのである。

百聞は一見にしかず、機会があったら

ぜひお出かけになってはいかがだろうか。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-16 14:14 | 津軽 | Comments(0)

c0069380_18243194.jpg


地球研の佐藤洋一郎さんから、以前送っていただいた

「クスノキと日本人」という本をあらためて読んでいる。

縄文時代、東のクリに対して西はクスノキだという。

照葉樹林文化の代表選手。

佐藤さんは、この15年余り、機会あるごとに

クスノキを訪ねる旅に出てきたという。

その結果、興味深いことが浮かび上がってきた。

クスノキの巨樹は、海岸線から10キロの範囲に

分布しているという。

これに対し、スギは、さらに奥にも分布している。

このことから、佐藤さんは、つぎのような仮説を立てる。

クスノキを好む人の集団と、スギを好む人の集団の

存在を示唆しているのではないかと。

クスノキの巨樹をたずねる旅。

それはまるで探偵が現場を踏むようなわくわくする旅だった。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2006-10-13 18:42 | 縄文 | Comments(0)