<   2006年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧

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(桜ほころぶ・ブロギニストの散歩道から)

中国のメディア規制に、マイクロソフトやヤフー、
グーグルが協力していると言うので、アメリカで
問題になっていると言う。

それを紹介した日経の社説を前回(2月20日付け)紹介した。

その続報が出たので紹介する。

3月12日付け日経。

「金盾工程」(ゴールデン・シールド・プロジェクト)というのが、
中国政府が構築中の強力なネット検索システムだと言う。

中国政府は、約8億ドルを投じて、このシステムを造り、
さらに5万人ともいわれるネット警察を動員して内外の
ネット通信に目を光らせようとしていると言う。

これにアメリカのヤフーやグーグルが協力していると言うのだ。

先日、日経のインタビューに、グーグルの社長が応えていた。

「市場としての中国の大きさを無視できない」と。

一方で、中国のネット封鎖網を突破するソフトウエアの
開発も、米企業などで始まっていると言う。

にわかに、ネットをめぐる国際政治がきなくさくなってきた。

まったく目が離せない。


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by kitanojomonjin | 2006-03-26 20:29 | ブログ論 | Comments(0)

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(京都・京福嵐山線)
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(京都・太秦・広隆寺)
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(京都・車折神社)

先週の土曜日、久しぶりに京都に行った。

阪急・四条大宮で降りて、京福嵐山線に乗る。

東京で言うと、都電。
街中を電車がとことこ走る。

蚕の社(かいこのやしろ)という秦氏ゆかりの
神社のある停留所の次が、太秦(うずまさ)。

太秦・広隆寺がある。
有名な弥勒菩薩のおわしますお寺である。

随分以前、撮影のためよく通ったことがある。
懐かしい。

この界隈から、終点の嵐山まで一段と古都の風情が
増す。

太秦から、いくつか後に、車折(くるまざき)という
停留所がある。

この停留所で降りると、車折神社が、目の前にある。

こここそ知る人ぞ知る芸能の神様として知られる。

宝塚の歌劇団のスターの卵をはじめ、歌舞伎・演劇の俳優・
歌手を志すひとたち、あるいは第一線の人たちが
お参りする神社である。

境内の森は、折からの雨に濡れて、静かなたたずまいを
見せていた。

春の雨もまた一興か。

とんぼ返りだったが、やっぱり京都の旅は、
こころを落ち着かせてくれる。


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by kitanojomonjin | 2006-03-19 17:03 | カルチャー通信 | Comments(0)

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マイクル・コナリーの「ブラック・ハート」を
読み終わったところだ。
ブラック・ハートは、心の闇を意味する。

ハリウッド署殺人課刑事ハリー・ボッシュの
シリーズ第3作。

巻末の吉野仁の解説が分かりやすい。

「基本的にこのシリーズがチャンドラーのハードボイルドに
強く影響されていることは言うまでもないだろう。」

「ご存じのようにハメット、チャンドラー、ロス・マクらに
始まるアメリカ私立探偵小説の伝統は、都市を舞台として
現代社会の断面を切りとり、その病んだ病巣を白日の
元にさらし続けてきた。」

「70年代以降は、ネオ・ハードボイルドと呼ばれる作品が
輩出し、それらの主人公はさまざまなハンディキャップを
負ったアンチ・ヒーロー的な私立探偵が主流だった。
ドロ沼と化したベトナム戦争や冷戦構造下の世界情勢の中、
アメリカ社会の病んだ姿がここでもおのずと反映されていた。」

さらに、ポスト・ネオ・ハードボイルドの世代を経て、
コナリーの登場である。

「さて、話を現代、ハリー・ボッシュの物語に戻ろう。
コナリーの描くボッシュの物語は
さらにポスト・ネオ・ハードボイルドを越えて、
どのような事件を扱おうとも、多くの闇を抱えた自己の物語へと
結びついていくのだ。」

なるほど。
ハリー・ボッシュ・シリーズ第8作「シティ・オブ・ボーンズ」で、
なぜボッシュは刑事をやめるのか、そのこころの傷の軌跡は、
第一作から読み進めないとわからないようになっているのも
無理はない。


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by kitanojomonjin | 2006-03-19 16:16 | カルチャー通信 | Comments(0)

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(週刊朝日・3月24日号より)
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(津軽路の司馬遼太郎さん)

週刊朝日の最新号(3月24日号)が届いた。

グラビアの連載「週刊・司馬遼太郎」は、吉田松陰の
シリーズ。

街道をゆく「北のまほろば」で、司馬さんが、
津軽を訪ねたことを紹介している。

司馬さんが、津軽を訪ねられたのは、1994年。

あれから、12年の歳月がたった。

いまでも思い出す。
司馬さんは、津軽半島に、吉田松陰の影を
追っていたのだと。

ちなみに、週刊朝日のこの号には、
先日開かれた「菜の花忌シンポジウム」の
要約も紹介され、なかなか読み応えがある。


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by kitanojomonjin | 2006-03-15 11:50 | 司馬遼太郎さんの津軽路 | Comments(1)

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(ブロギニストの散歩道から)

前回は、パリのまんまんなかオペラ座のミツバチの
話だったが、なんと日本のまんまんなか皇居周辺にも
にたような話があった。

2002年から、皇居のすぐそばの社民党のビルの屋上で、
4月から5月にかけて、巣箱が設置され、
60万匹のミツバチが飛び回るという。

もっぱら皇居周辺の花々の蜜と花粉をあつめるが、
中でも、街路樹のユリノキの蜜が、最高だという。

実は、この巣箱は、盛岡の養蜂業者藤原誠太さんが、
設置した。

そのきっかけは、たまたま4年前、タクシーで皇居周辺を
通ったとき街路樹のユリノキに気付いたという。

ユリノキは、蜜の量が他の花と比べて桁違いに多いそうだ。
藤原さんは、毎年4月から5月にかけて、800キロから1トンの
蜜を採取すると言うからすごい。

しかも、その味は、くせがなくとてもおいしいとか。

毎年、皇居周辺一番蜜として限定販売されているらしい。

一度あじわってみたいものだ。

パリに負けない大東京のエスプリの香りを楽しめることだろう。


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by kitanojomonjin | 2006-03-11 18:58 | カルチャー通信 | Comments(0)

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(つぼみ膨らむ・ブロギニストの散歩道から)

以前聞いた話だが、パリの真ん中、
パリ・オペラ座の屋上に、ミツバチの巣箱が、
たくさん置かれていると言う。

ミツバチたちは、凱旋門エトワール広場、
リュクサンブール宮殿からサンジェルマン・デュプレまで
広く飛び回って花の蜜を集めてくるという。

そしてなんと、オペラ座の中のカフェで、
「オペラ座特製ハチミツ」として、売られているというのだ。
いったいどんな味がするのだろうか。

いちど、味わってみたいものだ。
パリのまんまんなかのシャレた味わいだろう。

ちなみに、きのう3月8日は、ミツバチの日とか。
3(みつ)と8(はち)の語呂あわせのようだが、
こちらは、いまいちである。


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by kitanojomonjin | 2006-03-09 15:39 | カルチャー通信 | Comments(0)

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(刑事ボッシュの名は、中世の画家から取られた。)

相変わらずマイクル・コナリーのミステリーに
はまっている。

「ブラック・アイス」を読み終わったところだ。

主人公、ハリウッド署刑事ヒエロニムス・ボッシュの
母親の素性が明らかになる。

父の名前は、同じヒエロニムス・ボッシュだった。

「母親は、いちど、自分の大好きな作品を
描いた画家にちなんでつけた名前だといった
ことがあった。

その画家が五百年まえに描いた絵は、
まさに現在のLA(ロサンジェルス)の姿そのものよ、
と母はいった。

餌を狩るものと餌になるもの双方を描いた悪夢の
光景だと。
父親のほんとうの名前は、ふさわしいときがくれば
教えるわ、と母親はいった。
その母親は、ふさわしいときがこないうちに、
ハリウッド大通りの路地で殺されて見つかった。」

ボッシュの父親の本名は分からない。
母は、ハリウッドの売春婦だった。

こうして、刑事ボッシュの陰のある性格が形作られる。

もうひとつ興味深いのは、捜査の進め方だ。

著者のマイクル・コナリーが、
新聞記者出身ということもあって、
膨大なデータを絞り込んで、犯人を特定する
方法が、なるほどと思わせる。

例えば、こんなくだり。

「ボッシュの手にあるのは、全体の部分にすぎない。
必要なのは、それぞれの部分を正しくつなぎ合わせる
糊だった。
パートナーは、捜査でいちばん重要な部分は、
個々の事実ではなく、糊だといったものだった。
彼の話では、糊とは、本能であり想像力であり、
ときには推測である場合もあれば、おおかたの場合、
たんなる幸運であるということだった。」

そして、マイクル・コナリーのボッシュ刑事シリーズの
魅力は、そこに登場する女性の描き方である。

それについては、いずれまた別の機会に。


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by kitanojomonjin | 2006-03-07 14:48 | カルチャー通信 | Comments(0)

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マイクル・コナリーのミステリー「ブラックアイス」を
読んでいる。

主人公は、ハリウッド署の刑事ヒエロニムス・ボッシュ。

なんでもないロサンゼルスの場末の酒場の描写が
シャレている。
たとえば、こんなふうだ。

「店のなかにはいると、そこは長い湾曲をした
バー・カウンター付きのブラック・ホールだった。
テーブルはない。
ひとりで酒を飲むための場所だった。

自殺する勇気を必要としている重役のための場所、
己の生活にくみこんだはずの孤独と折り合いが
つけられない打ちひしがれた警官や、
もはや書けなくなった作家、
おのれの犯した罪を許せなくなった聖職者ための
場所だ。」

またこんなくだりもにくい。

「ボッシュは夜のこの街がいちばん好きだった。
夜はたくさんの哀しみを隠してくれる。

この街の暗闇には、気まぐれさがある。
青いネオン・ライトのなかで演じられる偶然のきまぐれさ。
じつにたくさんの生き方があり、死に方がある。

撮影スタジオさしまわしの黒いリムジン後部座席に
鎮座まします場合もあれば、
検屍官の青いヴァンの荷台に載せられているのも
おなじくらいに可能だった。
喝采の音は、暗闇で耳を貫いていく銃弾のうなりと
おなじだ。
そういった気まぐれさ。
それがLAだ。」

こうした街の陰影のある描写が、小説に
厚みをつけていることは間違いない。


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by kitanojomonjin | 2006-03-03 19:39 | カルチャー通信 | Comments(0)