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「東北学」の子供たちが、この10月勢ぞろいした。

赤坂憲雄さんのお話だと、「東北学」が、この何年か
やってきたことの限界を乗り越えるために、
同時多発的に、次の5誌を出そうと考えたという。

これも、ある種インターネット的あるいは、
ブログ的な発想のような気がする。
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               「津軽学」
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               「仙台学」
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               「会津学」
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               「盛岡学」
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               「村山学」

「仙台学」と「津軽学」は、すでに手にとって読んでいるが、
残りの3誌は、まだ中味を読んでいない。

ただそれぞれ個性に溢れた出来上がりだと聞く。

もし、本屋さんで眼にすることがあったら、ぜひご覧ください。


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by kitanojomonjin | 2005-10-27 14:36 | カルチャー通信 | Comments(0)

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(ふるさとドラマに出演した川谷拓三さん)

11年前、はじめてドラマ作りに、挑戦したことがある。

青森にいたころの話である。

せっかくだから、津軽弁のドラマを作ろうと張り切った。
脚本を地元の古川壬生さんに頼んだ。

初老の主人公を誰にしようと考えた。
結局、個性的な演技で定評のある川谷拓三さんに頼もうと
いうことになった。

冬の寒い日、ディレクターといっしょに、京都の撮影所の
前の喫茶店でお会いした。
だめでもともとあたって砕けろという気持ちだった。

前もって、古川壬生さんの脚本を送って読んでもらっていた。
あとは、ドラマは全くの初めてだが、お願いしたいと申し上げた。

開口一番、川谷さんが言われた。
「ドラマのドの字もしらないのに、太い根性しとるわ」

結局、OKをもらえた。
天にも昇る気持ちだった。
事前にお送りした脚本をとっても気に入ってくれて、
一緒にドラマに参加しようといってくれたのである。

かくして、はじめての無我夢中のドラマ作りが始まった。

このてんまつの一部をひょんなことで、テレビで紹介される
ことになった。

10月29日(土曜日)午後7時30分から、NHK総合テレビ
「ペルソナα~遺したい昭和のこころ~」の中で、冒頭20分ほど
紹介される。

どうぞご覧ください。


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by kitanojomonjin | 2005-10-26 13:35 | カルチャー通信 | Comments(3)

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三内丸山遺跡が、一躍話題になってから、はや11年経つ。

今日25日付けで、NHKライブラリーから、
「縄文文化を掘る~三内丸山遺跡からの展開」という本がでた。

1997年に出た「縄文都市を掘る~三内丸山から
原日本が見える」を中心に、その後の情報を
書き加えた文庫本版である。

執筆陣は、岡田康博さん、岡村道雄さん、山田昌久さん、
小山修三さん、佐藤洋一郎さん、辻誠一郎さんの
そうそうたるメンバーである。

また巻末には、「その後の縄文の運動」と題して、
三内丸山縄文発信の会の活動に沿って、この11年の
市民運動を紹介している。

「こころ縄文人」「お月見縄文祭」など活動の中から生まれた
キーワードをたどっている。

関心のある方は、ぜひご覧ください。


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by kitanojomonjin | 2005-10-25 18:27 | 縄文 | Comments(0)

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(三番・求聞寺立て札)
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(境内には、ガクアジサイの花が)

「津軽学」創刊号の津軽観音巡礼の裏話の続き。

三番求聞寺は、岩木山神社のすぐ側にある。

今回は、津軽観音巡礼の一番から十番まで回ったが、
そのほとんどが急な階段を登る。
三番求聞寺は、その中で比較的緩やかな傾斜だった。

ここは、十箇所の中で、珍しくくっきりと悲劇的な物語が
まとわり付いていた。

ここの創建は津軽藩二代藩主信牧と伝えられている。
二代藩主信牧が荒行中の荒行、求聞持法をこの場所で
行ったことによるという。

その背景には、津軽のお家騒動があったという。
津軽藩存亡にかかわるお家騒動とはなんだったのか。
今は、歴史の闇の中である。

苦悩の藩主のゆかりの場所が、いつしか
藩の領民の安寧を率先して祈る美談の場所に
姿を変えている。

津軽観音巡礼の中には、時の権力者から庶民まで、
いろいろな情念が層をなして折り重なっているようだ。


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by kitanojomonjin | 2005-10-24 18:21 | 津軽学 | Comments(0)

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(津軽観音巡礼二番清水観音)
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(水屋)
「津軽学」創刊号の津軽観音巡礼の裏話の続き。
第二番の清水観音は、京都の清水寺を思わせる舞台つくり。

みどころは、実は、この舞台の裏側にある大きな岩。
ここから、綺麗な水が湧き出ている。
清水(きよみず)観音の名もこれによるらしい。
この地方の名水のひとつに数えられている。

次に、納経帖の楽しみ。
次の写真のように、各場所で朱印を押してもらう。
大体無人の観音堂が多いので、近所の民家で
朱印をもらうことが多い。
案内の張り紙に注意すること。
二番清水観音の朱印は、となりの民家斎藤さんでもらった。
斎藤家のおばちゃんが、にこやかに応対してくれた。

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(納経帖)
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(納経帖の朱印)
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(朱印の場所を知らせる張り紙)

かくして、順調に、津軽観音巡礼の旅は始まった。


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by kitanojomonjin | 2005-10-21 20:11 | 津軽学 | Comments(0)

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(津軽観音巡礼一番・久渡寺)
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(久渡寺境内の地蔵尊)
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(久渡寺へ行く途中の村落)

「津軽学」創刊号に掲載した津軽観音巡礼の取材の
裏話をご紹介しよう。

津軽観音巡礼というのは、以前青森にいたときから、
一度やってみたかったことだ。

一番から三番くらいまで訪ねて、途中で挫折してしまった。

だが、これが結構面白かった。

ずいぶん古臭いと思われるかもしれないが、
三つの発見があった。

観音ゆかりのお寺には、きまって大木があった。
ちょっとした樹木ブームの時だったので、古樹を
訪ねるのが、面白かった。

次に、納経帖というのを買って、各地で朱印を押してもらう。
スタンプ・ラリーの元祖である。

三つ目は、それぞれのゆかりの場所で、
朱印を押してもらうのだが、民家のおばちゃんや
おじちゃんがその役目をしていることが多い。
地元の人と会話を交わす楽しみがある。

かくして、2005年8月上旬、平成の津軽観音巡礼に
出かけることにしたのである。

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(久渡寺の帰り岩木山が大きく見えた)

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by kitanojomonjin | 2005-10-21 19:57 | 津軽学 | Comments(0)

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(岩木川・川づくりフォーラムの記録)
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(岩木山と岩木川)
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(いずれも、「津軽学」創刊号より)

このたびデビューした「津軽学」創刊号で、圧巻は、
「無関心が里川を死なせた」というシンポジウムである。

赤坂憲雄さん、杉山陸子さん、そして弘前大学助教授の
山下祐介さん。司会は、国土交通省の富岡誠司さんで
進められたこのシンポジウムは、実に興味深いものである。

里山という言葉の前に、里川という言葉があったとか、
昭和30年代まで、人々と川との付き合いは、一体の
ものであったとか。

掲載されているモノクロ写真が、その懐かしい風景を
物語っていた。

ふと大阪で、川舟に乗ったときのことを思い出した。

都会では、人々は川にお尻を向けている。

そこまで行かなくても、津軽でも人々は、川に対して
ほとんど関心を払わなくなった。

すべてはそこから始まる。

4人の論者の呼吸があって、見事な「川と文明論」に
なっている。


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by kitanojomonjin | 2005-10-20 13:02 | 津軽学 | Comments(0)

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待望の「津軽学」の創刊号が出来た。

「津軽学」誕生のいきさつは、編集後記に、
杉山陸子さんが、書いている。

  「会津学」「仙台学」「盛岡学」「村山学」といっしょに
  「津軽学」を立ち上げてと、赤坂憲雄さんから
  呼びかけられた。東北のあちこちのざわめきが
  聞こえたように感じ、高揚した。

つまり、「津軽学」は、この10月に東北にいっせいに
登場する「東北学」の子供たちのうちの一つなのである。

赤坂さんから言われた約束事は3つ。

 一、「歩く見る聞く」の精神でいくこと。

 二、津軽学というのは、津軽に学ぶという精神であること。

そして、三番目は、赤坂さんは、ニヤリと笑っていった。
奥州列藩同盟の旗印を背表紙につけること。

かくして、21世紀の奥州列藩同盟誌である東北学の
子供たちが、東北各地に、同時多発的に
誕生することになった。

ほかの「子供たち」は、「仙台学」以外は、まだ目にしていないが、
それぞれ個性を発揮していることだろう。

5冊一堂に並べて見るのが、楽しみである。

   (問い合わせ先)
   「津軽に学ぶ会」事務局
   〒030-0861 青森市長島2丁目24-2
   企画集団ぷりずむ内
   TEL017-773-3477 FAX017-732-3545


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by kitanojomonjin | 2005-10-19 11:13 | 津軽学 | Comments(2)

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(ブロギニストの散歩道から)

これまで見てきたように、
「ブログ 世界を変える個人メディア」の著者は、
「情報を手にした市民」の可能性について極めて
バラ色のイメージを抱いている。

それは、「創発」という概念をもちいて、次のように
述べている。

「創発とは、ある集合体が固体の総計よりも賢い、
という場合に起こる。
集合体の相互作用の中から、どういう成り行きか、
より高位の構造もしくは知性が現れてくる。」

カメラつきの携帯が普及し、あらゆる場所で、
市民が取材者になりうる可能性が増してくる。

さらに、インターネットの情報量が飛躍的に増大し、
それを分析する能力さえあれば、一市民でも
相当の事実に迫ることが、可能になった。

問題はその次である。

これらの新しい武器を使い、新たな市民ジャーナリズムが
誕生するのか、理念のない混乱状態を生み出すのか。

その意味で、アメリカ及びアメリカ人は、まだ精神の
柔軟なところがあり、功罪相半ばする中で、
ブログをはじめとする情報社会の中に、
新たな市民ジャーナリズムの台頭を見ようとしている。

日本の場合どう展開するだろうか。
そうなって欲しいとは思うが。


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by kitanojomonjin | 2005-10-06 20:47 | ブログ論 | Comments(0)

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(ブロギニストの散歩道から)

9.11が、アメリカのブログを爆発的に普及させた
ことは、きのう紹介した。

そのときの気分は、「ブログ 世界を変える個人メディア」の
中で、つぎのように語られている。

   「極めて条件反射的なものだったんだ」と
   彼は言う。
   「何の計画性もなかった。とにかく書いていた。
   そうでもしていなければ、呆然と座って、旅客機が
   タワーに突っ込むところをCNNで繰り返し見続ける
   しかなかったんだから」

さまざまな意見のブログが、飛び交った。

そもそも、アメリカのブログの伝統は、トークラジオから
発しているという指摘も、実に興味深い。

   ワシントン・ポストのメディア担当編集員、
   ハワード・カーツは、トークラジオがブログ現象の
   源流であり、あらゆる意味でその登場を予言する
   ものだった、と考えている。

   いずれも、「主流メディアからは一顧だにされない
   大勢の人々」に手を伸ばし、結びついたメディアだ、
   と彼はいう。

ここからさらに、著者は、ブログの新しい可能性を述べている。

   誰もがニュースを発信できるなら、聞き届けられない
   思いを抱いていた人たちも、新たに声をあげていくことが
   できる。
   そしてついに、彼らは、「情報を手にした市民」という、
   今は危機に瀕した考え方を再生させる火付け役に
   なるかもしれない。

ここに、ブログに対するもっとも輝かしい希望がこめられている。


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by kitanojomonjin | 2005-10-05 20:22 | ブログ論 | Comments(2)