カテゴリ:カルチャー通信( 244 )

c0069380_16390653.jpg

ドイツの森林管理官の書いた「樹木たちの知られざる生活」を読み終わった。

一番印象的だったのは、こんな話。


氷河期のとき、ヨーロッパのブナは、寒さをさけて南下した。

ところが、アルプスにさえぎられて、

一部のブナは、南下できなかったという。

なかなかスケールの大きい話である。

逆に、いまは、温暖化で、北上しつつある。

4000年かけて、ふたたび北ヨーロッパに戻ってきた。

そのスピードは、平均1年400メートルだという。

ブナをめぐって壮大な物語が進行しつつあるのだ。


振り返って、日本のブナは、どうなのだろう。

温暖化で、北へ向かう基本戦略は同じだろう。

だが、ここに立ちはだかる「海峡」の問題は、

どのくらい大きいのだろうか?

最近、白神山地でも、シカの食害が指摘されているが、

日本のブナの将来は、だいじょうぶなのだろうか?

ブナをめぐるいろんな物語を知りたくなった。

なかなか刺激的な本である。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ





[PR]
by kitanojomonjin | 2017-08-28 12:17 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_16390653.jpg
今、「樹木たちの知られざる生活」という本を読んでいる。

すこぶるつきに、面白い。

ドイツの森林管理官が書いたもので、ドイツでベストセラーに

なっているという。

たとえば、こんな話。

スイスで研究者たちが緑の葉を茂らせたマツの木を発見した。

これらの木は、キノコに感染して、形成層が死滅していたにもかかわらず、

根が水をくみ上げていた。

いったいなにがおきていたのか?

結論は、こうだ。

「まわりにある健康なマツの木のサポートだ。

まわりの木々が根を通じて養分を分け与えることで、

死につつある仲間を助けていたにちがいない。」

こんな樹木をめぐる信じられない話が、満載である。

必見!

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ







[PR]
by kitanojomonjin | 2017-08-19 16:51 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_12163472.jpg
最近の青森のビッグニュースは、

シャガールの舞台背景画4枚が、勢ぞろいして、

4月25日から、青森県立美術館で見れること。

(東奥日報・2017年4月25日付)

青森県立美術館は、すでに、3枚のシャガールの舞台背景画を

所有していたが、このたび、

アメリカのフィラデルフィア美術館から、1枚

「ある夏の午後の麦畑」を借り受けて、

4枚一緒に展示するというのだ。

実に、11年ぶりのことである。

県立美術館の広いスペースで、4枚同時に鑑賞できる。

11年前に一度見たが、その大きさとシャガールの美の世界に圧倒された。

予定としては、2021年3月まで、4年間展示されるという。

オリンピックが終わるまで見れるのだ。

最近、珍しく、わくわくする話題である。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ


[PR]
by kitanojomonjin | 2017-04-28 12:25 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_13193943.jpg
c0069380_13190109.jpg
春日大社展で、興味深かったのは、

最も古い時代の「絵馬の源流」ともいうべきものが

展示されていたこと。

室町時代に、描かれたもので、絵師の手になる実に立派なものである。

必ず、馬をひく御者が描かれていた。

後の時代の、馬だけの絵馬とは、趣が異なる。


絵馬のルーツのほうが、ずいぶん立派な絵であることにビックリ。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ


[PR]
by kitanojomonjin | 2017-03-03 13:26 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_12521491.jpg
c0069380_12532014.jpg
上野へ行ったのは、東京博物館で開催されている「春日大社展」を

見るためである。

そこに、なんと、前から見たいと思っていた

ネコの装飾のついた国宝の太刀が出品されていた。

ところが、直前の展示換えで、すれ違い。

実物は見れなかった。

残念。


国宝・金地螺鈿毛抜形太刀の鞘。

ここに螺鈿で、「竹に猫と雀」のデザインが施されている。

竹林で、スズメをねらい、捕まえたネコの姿がいきいきと

捉えられている。

12世紀、平安時代のものである。


日本に、愛玩動物として中国から、ネコが入ってきたのも

このころと言われ、

とても興味深いものである。


奈良の春日大社をたずねれば、実物を見れるだろうか。

いつか実物と、めぐりあいたいものだ。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ





[PR]
by kitanojomonjin | 2017-03-02 13:07 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_1348331.jpg


ダークダックスはシーハイルの歌をはじめ、

雪山賛歌など雪のイメージの歌が多い。

「俺達ゃ町には住めないからに」(雪山賛歌)

と、自然派をきどってみせる。


一方、昭和35年に、テレビの「バス通り裏」の

主題歌を吹き込んで、一躍ヒットしている。

知らなかった。


ダークダックスは、昭和30年代なかばからの

高度成長期のひとびとのこころのヒダに、

いろんな角度から、フィットしたのだ。


ペチカなどのロシア民謡を歌ったかと思うと、

「かあさんは夜なべをして手ぶくろ編んでくれた

こがらし吹いちゃ つめたかろうて

せっせと編んだだよ」(かあさんの歌)と

都会へ出た若者たちに、田舎への郷愁をかきたてもした。


こうしてみてくると、ダークダックスは、いつも

われわれとともにあり、時代とともにあった。


ことし、相次いで、メンバーが亡くなり、

ゾウさんひとりになったという。

寂しいかぎりである。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ


[PR]
by kitanojomonjin | 2016-12-27 14:06 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_13543055.jpg
c0069380_13540270.jpg
「夢の本屋ガイド」という不思議な本を見つけた。

全国の22の本屋さんが執筆した夢の本屋のルポである。

ネタばらしをしてしまうと、

最後に、次の1文がある。

「本書に掲載されている本屋はすべて架空のものです。」

本屋さんのあるべき本屋へのオマージュなのかもしれない。

この編集にあたった方が、ラジオで話していたが、

一番あってほしい本屋は、ずーっとかわらずあり続ける

ふつうの本屋さんかもしれない。

小中学生のころのぞいた街の本屋さん。

あれは、小さな街の文化センターであり、

なつかしい顔の出会いの場所だった。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ


[PR]
by kitanojomonjin | 2016-12-19 14:01 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_14422832.jpg
c0069380_14415625.jpg
「植物はそこまで知っている」という本を

読んでいる。

植物の感覚を 視角・触覚・聴覚・位置感覚・記憶から探っている。

そこで登場するのが、「ダーウィン父子による屈光性の実験」。

ダーウィンは、『種の起源』発表後の20年間、

もっぱら息子のフランシスといっしょに、植物の研究を

していたという。

植物は、光に向かう。

植物は光をどのように、感じるのか。

植物の「目」に当たる部分は、どこか?

父子は、植物の「目」は屈折した部分ではなく

苗の先端部にあるはずだ仮説を立て、5種類の苗で実験した。

a.そのままの苗

b.先端を切り取った苗

c.先端に光を通さないキャップをかける

d.先端に透明のガラスのキャップをかぶせる

e.下の部分を光をさえぎる管で覆う

結果は、ごらんのとおり。

aとdとeが、光を感じ、光に向いている。

仮説の通り、先端部に、「目」に相当するものがあるらしい。

次に、植物と動物の「見る」ということに

話が、展開する。

動物は、「像に翻訳する神経系」をもっている。

ところが、植物は、「像に翻訳する神経系」はない。

つまり、動物が、映像を結ぶ「目」を持っているのに対し、

植物は、それとは違うが、「目」に当たる感覚器官を持っているのだ。

ここから先、驚くべき話がでてくる。


「植物と動物の視覚機能は数十億年かけて別々に

進化してきたにもかかわらず、どちらも

クリプトクロムという青色受容体を有するという

共通点がある。」

どういうことか?

部分的に理解したところをかいつまんで言うと、

このクリプトクロムは、胎内時計をつかさどるもので、

単細胞生物時代、つまり、

動物と植物が枝分かれするより前から発達していたというのだ。


われわれ動物と植物は、月とスッポンほどかけ離れて

いてまったく別物かと思ったら、

数十億年前は、一緒だったこと、

しかも、その痕跡となる共通の物質を持っていると言うのだ。

目からウロコの話である。

植物に対する親近感が、がぜん、湧いてくる。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ



[PR]
by kitanojomonjin | 2016-11-28 15:17 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_16032156.jpg
ラジオ深夜便の歌で、いま、「おれを夢中にさせないで」という

歌をやっている。

歌は、ウルフルズ。

作詞・作曲トータス松本。


“おいでおいでと呼んでいる。

あの角曲がれば何かある。

そうさおれはバカで浮気者”


こんな調子で始まる。


“だからBaby愛してくれるなら

おれを夢中にさせないで”


実は、これは、野良猫が主人公の歌なのだという。

野良猫が、束縛されるのを嫌がって外出する。

でも、ひと恋しくなって、夕方には舞い戻ってくる。


ところが、聞いているうちに、わからなくなってくる。

野良猫に仮託しながら、

実は、浮気ものの男心を歌っているような気もする。

不思議に気にかかる歌だ。

お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ




[PR]
by kitanojomonjin | 2016-10-25 16:14 | カルチャー通信 | Comments(0)

c0069380_13005271.jpg
c0069380_13023773.jpg
c0069380_13014454.jpg
ザ・パーフェクトという本を読んでいる。

副題は、日本初の恐竜全身骨格発掘記。

信じられないことだが、北海道のむかわ町で、

恐竜の尾の骨がみつかり、

それを手がかりに、2013年から周辺を発掘したら、

なんと全身骨格が、出土したというのである。

全長8メートルと推測されている。

現在、出土した骨の化石をクリーニング中であるが、

ハドロザウルス科の恐竜で、頭部にトサカを

持っていた可能性もあるという。

ワクワクする話である。

5年後までにクリーニングを終えたいという。

全体像がわかると、新種であるかもしれないとか。

そのときは、北海道むかわ町の博物館に、

見に行きたいものである。

最近まれにみるスカッと気持ちのいい本である。


お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ







[PR]
by kitanojomonjin | 2016-09-30 13:19 | カルチャー通信 | Comments(0)