カテゴリ:縄文( 263 )

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これは、青森県の小牧野遺跡から、出土した三角形の石器である。

いったいなんのためにつくられたのかわからない。

よく見ると、三角形といっても、ひとつひとつ

みんなかたちが違う。

三角形は、ふつう自然にはあまり見られないかたちである。

ひとつひとつ縁を削って、

かぎりなく三角形もどきのかたちを作ったのはなぜか?

縄文人は、三角形に対して独特のこだわりがあったのだろうか?

さらに、石の表面には、線で、模様が刻まれている。

縄文のうずまき模様の一部を連想させる。

その模様も、ひとつひとつ違っている。

三角形に、個別のマークをつけているようだ。

かぎりなく三角形をめざし、ふぞろいの三角形でもよしとして、

さまざまな記号をつけている。



土偶が、ひとつひとつ微妙に、違う表情をしているように、

この三角形は、思い出のひとを示すシンボルなのかもしれない。

想像をたくましくすれば、思い出の人を偲ぶグッズなのかもしれない。


それにしても、膨大な労力とエネルギーをかけて、これらの

三角形もどきを作り続けた縄文人のおおらかさとひたむきさに

感心させられる。

この映像は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」~青森県の遺跡~で

見れます。(ユーチューブで見れます!)

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by kitanojomonjin | 2017-06-21 13:50 | 縄文 | Comments(0)

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これは、いつみても楽しくなる。

秋田県の大湯環状列石から、出土したものである。

石づくりなので、土偶でなく、石偶というのだろうか。

どうみても、テレビのドーモクンそっくり。

かってに、縄文のドーモクンと呼んでいる。

この解説には、縄文人が1から5までの数字を学ぶためという

のが、あったようだが、

あまり説得力はない。

縄文人だって、両手の10本の指と、両足の10本の指を

あわせれば、ふつうに20までは、常識として、数えていただろう。

でも、ちょっと見方を変えてみることはできそうだ。

1から5という数字(穴ぼこ)だけで、人間(女性)を表わしてみようという

遊びごころと考えると、楽しい。

1・・・口

2・・・眼

3・4・・・乳房

5・・・女性の妊娠線

なぜ、乳房が、3と4で、2種類に分かれるのか?

1から5までをたどる便宜上なのか?

ここは、左の胸が、心臓のあるほうなので、特別の意味を

こめられていると考えるのはどうか?(あくまで、個人的意見であるが)


いつみても、この縄文のドーモクンには、不思議が尽きない。

最近は、ますます縄文人の遊びごころの世界の産物ではないか

と思うようになった。

あーでもないこーでもないと頭を悩ましている現代人に対し、

縄文人は、クスリと笑っているかもしれない。


この映像は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」~秋田県の縄文遺跡~で

みれます。(ユーチューブでも見れますよ!)

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by kitanojomonjin | 2017-06-18 18:09 | 縄文 | Comments(0)

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これは、何度見ても、ほれぼれする。

縄文人のクシである。

クシの上部の幾何学模様は、超現代的なセンスである。

シカの角を細工したもので、透かし彫りが施されている。

みごとなものである。

青森県七戸町の二ツ森貝塚から、出土。


縄文時代、北海道の礼文島に、

アクセサリー製作の工房の拠点があったといわれるが、

そこからもたらされたものだろうか?

それとも、ここの貝塚で、自力で作られたものか?


さらに、このクシは、縄文のどんな女性の髪を

飾ったのだろうか?

いろんな想像がかきたてられ、興味が尽きない。



このクシの映像は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」~青森県の縄文遺跡~で見れる。

ユーチューブでも見れますよ!

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by kitanojomonjin | 2017-06-15 11:39 | 縄文 | Comments(0)

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イカときたら、それを肴に、いっぱいと

いきたくなる。

まさに、そんな雰囲気のトックリ型土器が

岩手県の御所野遺跡からでている。

どうみても、いっぱいやりたくなる土器だ。

ひとつひとつが、微妙にゆがんで

全体として、合唱しているような面白みがある。

(「北海道・北東北の縄文遺跡群」~岩手県の遺跡~で

 映像を見ることが、できる。ユーチューブでも可)

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by kitanojomonjin | 2017-06-08 19:36 | 縄文 | Comments(0)

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これ、なんだと思いますか?

北海道の森町の遺跡から出てきた

イカの土製品。

森町といえば、駅弁のイカメシで有名だが、

その伝統は縄文時代までさかのぼる?

それにしても、じつによくできたイカである。

縄文人の遊びごころが、ひしひしと

伝わってくる。

この画像は、

「北海道・北東北の縄文遺跡」~北海道の遺跡~で、

見れる。(ユーチューブでも、みれるよ!)

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by kitanojomonjin | 2017-06-05 20:11 | 縄文 | Comments(0)

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「縄文とケルト」という本が出た。

松木武彦先生の最新の著作である。

冒頭に、こんなふうに語る。

「ユーラシア大陸の正反対の位置にある

日本とイギリス。

直接的な交流がないこの二つの地域になぜ

共通性が生まれたのか?

それぞれの遺跡を訪れることで、

いままで見えてこなかった知られざる歴史に迫る。」

読み進めるのが、楽しみな本である。

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by kitanojomonjin | 2017-05-16 15:12 | 縄文 | Comments(0)

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先日、縄文土偶図鑑というパンフレットを見た。

なかなか良くできている。

たとえば、三内丸山遺跡から出土した大型板状土偶。

実は、口からお尻まで、穴が開いている。

これをどう考えたらいいのか?

ミステリーである。

土偶というのは、前からだけでなく、

後ろから、下から、さまざまな角度から見ると、

不思議がいっぱいなのだ。

そのおもしろがりの精神が、このパンプレットには、

充満している。

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by kitanojomonjin | 2017-04-03 17:59 | 縄文 | Comments(0)

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中沢新一の「熊楠の星の時間」という本を

読んでいたら、縄文の勾玉について、興味深い叙述があった。

縄文の勾玉は、弥生時代の丸っこくてなめらかな勾玉と違って

哺乳類の胎児の形をしているというのだ。

その証拠に、エラをしめす切れ込みがついている。

しかも、ヒスイの産地・糸魚川の寺地遺跡には、

胎児の形をした不思議な配石遺構がある。

それは、石によって、縄文の勾玉を製作していた工人たちの

場所をしめすインスタレーションだったというのだ。

にわかには、信じられない話だが、

とても興味深い。

一度、寺地遺跡に行ってみたいものだ。


ちなみに、この「熊楠の星の時間」というタイトルは、

ツヴァイクの「人類の星の時間」に

ヒントを得たもの。

知の巨人・南方熊楠の世界について、

粘菌から華厳経にいたるまで

ワクワクする知見を披露している。

おすすめ。

ちなみに、3月23日(木)よる8時

BSプレミアムで、“知の巨人”南方熊楠という番組が放送される予定。


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by kitanojomonjin | 2017-03-18 15:53 | 縄文 | Comments(0)

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東京縄文塾が、1月30日(月)に迫ってきた。

講師の松木武彦先生から、

講演内容が届いた。

テーマは、“美の考古学~縄文土器を中心に~”

より縄文土器にそってお話いただけそうである。

おもな項目は―

「縄文の美を探る」

「縄文土器の美を生んだ社会」

「なぜ縄文土器はこれほど多量の美を盛りこんだのか」

など、いずれも魅力的なもの。

予約制なしですから、

関心のある方は、当日会場に、おいでください。

 東京縄文塾

講師:松木武彦氏(国立歴史民俗博物館教授)

    日時:2017年1月30日(月)午後6時~7時40分

    会場:朝日新聞東京本社本館2F読者ホール


HP「みんなの縄文」にも詳細が載っています。
      http://www.jomonjin.net


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by kitanojomonjin | 2017-01-27 17:40 | 縄文 | Comments(0)

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きのうの新聞1面に、びっくりする記事が載っていた。

青森県の「亀ヶ岡式土器」の土器片が、2000キロ離れた

沖縄から出土したというのだ。

(東奥日報紙・2017年1月25日付)

どう考えたらいいのだろうか?

学者のいろんな見解が、紹介されていた。


「東北の縄文人が舟で沖縄までダイレクトに持っていったとは

感がえにくい」という意見(福田友之さん)から、

「沖縄の貝の交易があったので、貝を求めて

東北の縄文人は沖縄を訪れたのでは」という意見(小林青樹さん)まで

さまざまな意見がある。

また、この土器の出土した2500年前の遺跡の時期に注目して、

「当時は北部九州で米つくりが始まった直後の時期。

新たな文化に列島では激震が走り、

ダイナミックな交流が起こり、

土器が沖縄にもたらされたのではないか」という意見(設楽博己さん)も。

興味のつきないところである。


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by kitanojomonjin | 2017-01-26 16:37 | 縄文 | Comments(0)