カテゴリ:この国のかたち( 90 )

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先日の新聞で、上智大学教授ミュリエル・ジョリヴェさんが、

日本のこども対策について、批判していた。

彼女は、日本で2人の子育てをして、

フランスとの大きな違いに、おどろいた。

「日本の女性が子供を産まないのは、

『無意識の『おなかのストライキ』」だという。

「(政治家が)子供を産みやすい国にしたいなら、

お産を無料にすべきだ。

出産が健康保険の適用外など、あり得ない。

教育も同様だ。義務教育は無料でも、修学旅行や

制服にお金がかかる。これを減らすべきだ。」

そして、結論は、「子育てが楽しいなら(自然に)産む」

というもの。

なるほど。

フランスと日本の両方の子育てを身を持って体験した

彼女の言葉には、説得力がある。

(毎日新聞・2017年1月6日付)

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by kitanojomonjin | 2017-01-21 13:01 | この国のかたち | Comments(0)

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正月、近所の大正寺というお寺に初詣した。

ここは、調布七福神のひとつで、池のなかに、恵比寿神が

祀られている。

恵比寿神は、富と福をつかさどる神。

よくみると、恵比寿神は、お顔が横向きになっている。

そのため、備えられた木の板をたたき、お賽銭をあげて、

こちらをむいてもらうのだという。

参拝客がひっきりなしだった。

どうも、庶民レベルの感覚では、

世の中の経済はいまいち。

恵比寿神は、なかなか、庶民のほうを向いてくれない。


そういえば、正月の新聞の論考に

福袋をめぐる興味深いものがあった。


「私たちがお正月に福袋を買うのは、中身が見えなくても

『この店ならまともな品が入っている』と思うからだが、

その信頼が政府にない。

最近は福袋にも中身の見えるものがある。

政府は財源の問題も含め、社会保障という福袋を

『見える化』し、国民の理解と納得を

得ることに勤めるべきだ。」
  
 (2017年1月6日付・毎日新聞 立正大学・吉川洋氏)

たしかに。

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by kitanojomonjin | 2017-01-12 11:09 | この国のかたち | Comments(0)

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昭和史跡散歩という本を読んでいる。

腰巻のキャッチコピーには、

こんな一文が書かれている。

「気鋭の歴史研究家が158カ所の『昭和の記憶装置』を

足で呼び覚ます!」

圧巻は、東京大空襲のくだり。

10万人以上の犠牲者をだして、広島、長崎に並ぶにもかかわらず

意外に、忘れ去られようとしている。

著者は、渾身の思いで、次のように書き記す。


「東京大空襲はじめ全国各地への無差別爆撃を

指揮したのは、アメリカ空軍のカーチス・ルメイである。

『日本を焼き尽くせ』と号令した男。

ところがあろうことか、昭和39年12月、佐藤栄作首相の時代、

日本政府はルメイを招き、勲一等旭日大綬章を贈っている。

もちろん、表向きは日本を『爆撃してくれた功績』ではない。

『日本の航空自衛隊の育成に協力した』ことだ。

しかし、これでは都市爆撃は容認されるというアメリカの

国内世論を、日本政府が認めたことになりかねない。」


著者は、つぎのことばで、しめくくる。

「ここまでおめでたい国は、ほかに類を見ないのではないか。」


考えさせられることばである。

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by kitanojomonjin | 2017-01-05 12:51 | この国のかたち | Comments(0)

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正月、さしたることもなくおだやか。

「風の人」「土の人」ということばを

1月3日の新聞で見つけた。

(毎日新聞・2017年1月3日付)

地域おこしの取材をしている

ジャーナリストの田中輝美さんのことばだという。


「地域に風を起こして去っていく『風の人』と、

地域に根付く『土の人』の両方が必要ではないか。」

このあとがいい。

「両方あわせて、『風土』なのだ」


なるほど。

風土ということばをあらためて、かみしめてみる。

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by kitanojomonjin | 2017-01-04 12:49 | この国のかたち | Comments(0)

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いま、東大阪市の司馬遼太郎記念館で開催されている

企画展「坂の上の雲にみる陸羯南」では、

司馬さんの手紙が展示されているという。

それは、陸羯南について研究会を

やらないかと熱く語ったものだった。

元産経新聞社会部の青木彰さんあてのものである。

こんな具合だ。


「たれか、講師をよんできて

“陸羯南と新聞「日本」の研究”

というのをやりませんか。

もしおやりになるなら、小生、学問的なことは申せませんが、

子規を中心とした「日本」の人格群について、

大風に灰をまいたような話をしてもいいです。

露ばらいの役です。」


司馬さんの「大風に灰をまいたような話」を

ぜひ聞いてみたかった。

しかし、司馬さんも、青木さんも亡くなって、

それは、実現しなかった。

いまその志が、青木さんの教え子の青木塾に

ひきつがれている。


この便箋5枚にわたる司馬さんの手紙が、

企画展に、展示されているという。

ぜひ見てみたいものである。

(ちなみに、司馬遼太郎記念館は、いまは、

年末年始の休みにはいり、1月5日から開館だとか。)

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by kitanojomonjin | 2016-12-29 13:22 | この国のかたち | Comments(0)

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福岡市の市道で、で大規模な陥没事故が起きたのに、

1週間で修復にこぎつけた。

なぜ?

先日の新聞の投書欄にその答えが寄せられていた。

(毎日新聞・2016年11月19日付)

投書によれば、炭鉱事故での経験が役にたったという。

「炭鉱の崩落現場での作業経験がある地元の土木建設業者が、

水中でも固まりやすい特殊な土をすぐに手配・供給した

機転のよさがあった」という。

さらに、このように述べている。

「炭鉱跡地で地表が崩落すると、

空洞部に水がたまることがほとんどで、

今回の現場はそれにそっくりだった」という。

今は、ほとんど、過去の産業になった炭鉱の記憶が、

現代に生きると言うのは、

とても興味深い。

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by kitanojomonjin | 2016-12-15 12:57 | この国のかたち | Comments(0)

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先日の新聞に、写真家の土田ヒロミさんの顔が

大きく出ていた。

(毎日新聞・2016年12月10日付)

「ヒロシマから福島巡礼」と題して、

土田さんの活動を紹介していた。

記事によると、

「写真家・土田ヒロミさんは、これまで、

写真による『記録』の意味を意識的に問いかけてきた。

東日本大震災後は福島県に通い、

定点観測で撮影したのは数万カットにも及ぶ。

見えないもの視覚化しようとする試みの原点は、

原爆投下後30年経過したころから撮影を始めた

広島にあるという。」

土田さんは、相変わらずお元気だ。

定点観測して、記憶をたちのぼらせようという

執念は、衰えることがない。

土田さんの福島の写真についての記事が印象的だ。


「写真の一枚一枚はさりげない風景だ。

しかし、時系列で提示されると、見る者は間違い探しのように

ごく小さな変化も見落とすまいと見つめることになる。

自然の変化と原発事故による変化、

二つの時間がそこには流れている。

花が咲き、緑がもえ、雪に包まれる。

変哲のない人家が突然、なくなる。」

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by kitanojomonjin | 2016-12-13 13:19 | この国のかたち | Comments(0)

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現職首相で、真珠湾を訪問した最初は、吉田茂だった。

東京新聞が報じている。

(東京新聞・2016年12月10日付)

1951年9月のサンフランシスコ講和会議締結の際、

当時の吉田茂首相が慰霊に訪れていたという。

真珠湾から約5キロ東の国立太平洋記念墓地を訪問。

真珠湾攻撃での戦死者も含む墓地で、

花輪をささげた。

そして、帰路もふたたび真珠湾を訪れ、

奇襲攻撃の犠牲となった米陸海軍将兵の霊に心からの

祈りをささげたと言う。


各紙が、安倍首相の12月の真珠湾訪問を

「現職首相の真珠湾訪問は初めて」と報道したのは、

誤りであった。

東京新聞も、自戒をこめて、1951年9月3日付の

東京新聞と中部日本新聞の吉田茂首相の真珠湾訪問の

記事を紹介している。

やはり、歴史の事実は、曲げてはいけないと思う。


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by kitanojomonjin | 2016-12-12 12:34 | この国のかたち | Comments(0)

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渋谷の地下鉄のホームで、こんな大きなポスターを見た。

「母になるなら、流山市。」

働きながら、子育てをする母親に向けて、

積極的に、呼びかけている。

その売り物は、“駅前保育送迎ステーション”。

朝、子供を駅の送迎ステーションに預けると、

送迎バスで、各保育所に送り届けてくれる。

帰りも、逆に、各保育所から、駅の送迎ステーションに

送り届けてくれるという。

けっこう、仕事を持つ母親からは、

好評だという。

オールマイテイではないが、

知恵と工夫で、自治体も働く女性をサポートできるのだ。

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by kitanojomonjin | 2016-12-09 18:54 | この国のかたち | Comments(0)

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いま、京都の国立博物館で、「坂本龍馬展」が

開かれている。

先日、のぞいてきた。



メインは、龍馬の手紙。

イラスト入りの主にお姉さんにあての手紙が

じっくり鑑賞できる。

ひとつ難をいうと、

常設展のあいだに、龍馬の特別展示場が

点在して、その導線が暗くてわかりにくいこと。

特に、高齢者は、迷っている人がいた。

もう少し、配慮が必要ではないか。


来春に、江戸東京博に巡回してくる。

来年は、龍馬没後150年にあたるという。

もういちど、龍馬ブームに、火がつくか?


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by kitanojomonjin | 2016-10-30 15:43 | この国のかたち | Comments(0)