カテゴリ:人生( 288 )

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2月1日、弘前在住の佐藤初女さんが

お亡くなりになった。

94歳だという。

岩木山の麓で、

生き方に迷った人々の駆け込み寺とも言うべき

「森のイスキア」を主宰した。

尋ねてきた人たちに、

みずから手づくりのおにぎりを食べさせて、もてなした。

いつしか人々は、いやされ、こころが落ち着く。

「おにぎりのお母さん」とも言うべきひとだった。

映画「地球交響曲」にも出演し、その飾らぬ人柄で、

人々の心を打った。


以前、ご本人の話をラジオで聞いたことがある。

詳しいことは忘れたが、

キリスト教に帰依したのは、

昔かたぎの厳しい家族環境にあったとか。

大正期の津軽の風土が、彼女に新しい道を踏み出させた。


それにしても、津軽のこころともいうべき、

すばらしいひとを失った。

残念である。



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by kitanojomonjin | 2016-02-05 13:00 | 人生 | Comments(0)

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山崎朋子の「朝陽門外の虹」というノンフィクションを

読んだ。

戦前、清水安三という日本人が、

中国・北京のスラムの子女のため、

苦労して、女学校を作った話。

のちに、桜美林大学の創始者になる人の若き日の姿である。

そこで、印象的な賛美歌が登場する。

主人公清水安三が、苦難に直面したとき、

病床の妻・美穂が歌う。

こんな歌詞である。


「わが行くみち いつ いかに

なるべきかは つゆ知らねど

主はみこころ なしたまわん

     そなえたもう 主のみちを

     ふみて行かん ひとすじに


こころたけく たゆまざれ

ひとはかわり 世はうつれど

主はみこころ なしたまわん

     そなえたもう 主のみちを

     ふみて行かん ひとすじに


あら海をも うちひらき

沙原(すなはら)にも マナを降らせ

主はみこころ なしたまわん

     そなえたもう 主のみちを

     ふみて行かん ひとすじに・・・・・」



この賛美歌は、作家三浦綾子さんも

生前、こよなく愛したという。

クリスチャンでなくても、

そのひたむきな気持ちが、

ひしひしと伝わってくるような気がする。




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by kitanojomonjin | 2016-01-09 16:34 | 人生 | Comments(0)

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ナタリー・コールが、去年の大みそかに

亡くなったという。

65歳だという。

父ナット・キング・コールより、20年長生きしたことになる。

なんといっても、アンフォゲッタブルが

忘れられない。

父の死後26年たって、父とCDの上で、デユエットをしたのが、

この曲である。

父への反発が、ようやく解消した瞬間であった。


「忘れられない、どんなときも

そして永遠にあなたは私の中で生き続けるの

愛しき人よ、忘れることなどできない人がいることが

こんなにも素晴しいことならば

私もあなたの忘れられない人になりたい」


いま、歌は、語り継がれる伝説となった。



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by kitanojomonjin | 2016-01-03 14:39 | 人生 | Comments(0)

桃下流水 2015年12月28日

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神田神保町の放心亭の色紙のつづき。

作家・陳舜臣さんの色紙もあった。


「桃下流水 在人世」


「桃下流水」は、蘇東坡の漢詩の引用だという。

中国人の最も愛でる桃の花が、ハラハラ散る。

その花びらが、川面に落ちて、流れていく。

桃源郷のような春のひととき。

人世の醍醐味は、そこにあるといっているのだろうか?

陳さんの到達したひとつの境地なのだろう。

陳さんの馥郁とした世界が、垣間見えるようだ。

その陳舜臣さんも、2015年1月21日、90歳でお亡くなりになった。



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by kitanojomonjin | 2015-12-28 14:36 | 人生 | Comments(0)

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井上ひさしさんの圧倒的なことばの力を

感じさせられるのは、

以前、このブログでも紹介した釜石小学校校歌である。

作詞は、井上ひさしさん。

作曲は、宇野誠一郎さん。

ひょっこりひょうたん島のコンビである。

こんな校歌である。

「いきいき生きる いきいき生きる

ひとりで立って まっすぐ生きる

困ったときは 目をあげて

星を目あてに まっすぐ生きる

息あるうちは いきいき生きる


はっきり話す はっきり話す

びくびくせずに はっきり話す

困ったときは あわてずに

人間について よく考える

考えたなら はっきり話す


しっかりつかむ しっかりつかむ

まことの知恵を しっかりつかむ

困ったときは 手を出して

ともだちの手を しっかりつかむ

手と手をつないで しっかり生きる」


東日本大震災のとき、この小学校の体育館に

避難した人たちは、かたすみに張り出された

この校歌に元気付けられ、

しだいに口ずさむようになったという。

奇しくも、井上さんがゆかりの小学校のために

つくった校歌が、震災の被災者の大きな応援歌に

なったのだ。

つくづくことばの力の偉大さを感じさせられるエピソードである。



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by kitanojomonjin | 2015-12-25 13:28 | 人生 | Comments(0)

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先日、神保町の放心亭に行った。

ドイツ・ビールがうまい。

壁際に、ずらりと、作家の色紙が並んでいる。

同じビルの三省堂本店で、サイン会を開いた

流れで、この店に繰り込んだとき、描いたもののようである。

その中に、井上ひさしさんの色紙があった。

こんな一文が書かれていた。

「得意泰然

失意平然」

なんとなく、クスッと笑いたくなる。

井上さんらしい文章である。

人生、得意と失意の繰り返し、

あんまり悩まないでという意味か。


この感じ、どこかで見たことがある。

そうだ!ひょっこりひょうたん島の歌詞の気分と

似ている。

「丸い地球の水平線に

何かがきっと 待っている

苦しいことも あるだろさ

悲しいことも あるだろさ

だけど ぼくらは くじけない

泣くのはいやだ 笑っちゃおう」


ちなみに、今年も

4月9日(土)10日(日)

山形県川西町で、井上さんをしのんで、

「吉里吉里忌」が開かれるという。




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by kitanojomonjin | 2015-12-24 13:00 | 人生 | Comments(0)

胃カメラ 2015年12月19日

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はじめて、検診で、胃カメラを飲んだ。

女医さんが、ハイバースコープを

口から突っ込む。

目の前のモニターに、胃の内部が鮮やかな色彩で

浮かび上がった。

「深呼吸してください。

ここが、少し狭くなっているところです。」

「さ、ここから、広いところに出ます。」

「空気をいれて、ひだひだを広げてみていきます。」

この感じ、なにか見たことがある。

そうだ、映画の「ミクロの決死圏」の世界ではないか。

人間が、体を縮小させて、人体の中を探検するという

SF映画である。

いっそのこと、人間ドッグで、「あなたの体内探検ツアー」と

なずけて、立体映像で、見せてくれたら面白いのではないか

と思った。

それほど、映像も進化し、胃カメラもほとんど、異物感がなかった。

胃カメラが登場し始めのとき、けっこう苦痛を与えたり、

操作ミスで、食道を傷つけられたりという話をよく聞いたものだ。

時代は変わったものだ。


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by kitanojomonjin | 2015-12-19 13:50 | 人生 | Comments(0)

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ジェームス・スチュワート主演の映画「翼よ!あれが巴里の灯だ」を

見た。

ご存知、1927年のリンドバーグの大西洋単独飛行の話である。

映画のラストは、リンドバーグのニューヨーク凱旋の実写フイルムである。

400万の市民が、詰め掛けたという。

いま読んでいる「アメリカを変えた夏1927年」によれば、

「1920年代、アメリカは高層ビル大国になっていた。」

実写フィルムは、高層ビルの上から、ふりそそぐおびただしい紙ふぶきを

映し出している。

紙ふぶきについて、こんな興味深い記述がある。

「1918年の第一次世界大戦停戦記念パレードの後、

清掃係の人たちは155トンのゴミを片づけた。

リンドバークのパレードでは、それが1800トンにも

なった。

興奮のあまりオフィスの窓からゴミ箱のなかの紙屑を

まるごとぶちまけた見物客もいた。」

こんなおまけの話もある。

「翌日回収されたゴミのなかには電話帳や企業名鑑その他、

重いものがあった。」

「奇跡的に誰も怪我をしなかった。」

高層ビル大国アメリカを実によく取材している。


そして、このリンドバーグの大西洋単独飛行の成功が

ハリウッドの若きアニメーション作家にも影響を与えた。

彼すなわちウォルト・ディズニーは、飛行気乗りのネズミの短編映画を作った。

これが、ミッキーマウスの誕生につながるという。





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by kitanojomonjin | 2015-12-18 13:58 | 人生 | Comments(0)

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森本毅郎さんが、

ここのところ、朝のラジオ番組を

お休みしていた。

どうしたんだろうと思っていたら、

今朝、電話でナマ出演して、事情を話していた。

腰の手術をしたのだという。

それも、1回ですまず、2回目も行って、

長引いているという。

森本さんの結論は、「腰はカナメ」。

確かに、腰という字には、要(カナメ)という字が

入っている。

病気をしても、森本さんの舌鋒は、衰えていなかった。


そういえば、縄文時代の土偶も

実に、しっかりした腰をしている。

もっとも、こちらは、女性だから、安産祈願もこめられていたかも知れないが。



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by kitanojomonjin | 2015-12-14 14:33 | 人生 | Comments(0)

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ラジオで、サライという歌を聞いた。

作詞・谷村新司 作曲・弾厚作(加山雄三)

「動き始めた汽車の窓を

流れてゆく景色をじっと見ていた

サクラ吹雪のサライの空は

哀しい程 青く澄んで胸が震える」


何度も、サクラ吹雪が登場し、

5番の歌詞が圧巻だ。


「離れれば離れる程なおさらにつのる

この思い 忘れられずにひらく古いアルバム

若い日の父と母に包まれて過ぎし

やわらかな日々の暮らしをなぞりながら生きる」


ちなみに、きょう12月11日は、谷村新司の67歳の

誕生日だという。

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by kitanojomonjin | 2015-12-11 13:17 | 人生 | Comments(0)