カテゴリ:人生( 285 )

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あおもり草子の最新号に、

画家の孫内あつしさんの黒板画というのが、

載っていた。

孫内さんは、クレヨン画家として知られる。

いま、黒石市大川原の廃校を利用した

「おもしえ学校」の二階が、アトリエになっているという。

学校の黒板をカンバスにして描いた「黒板画」は、

10枚目になったという。

出来上がったばかりの作品は、

「夕焼けの向こうに」。

200本のクレヨンを使い、10日間で描き上げた。

夕焼けの向こうに、岩木山がそびえ、

遊びつかれたこどもたちが家路につこうとしている。

心が、ほのぼのとさせられる作品である。

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by kitanojomonjin | 2016-10-08 14:11 | 人生 | Comments(0)

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「サイレント・ブレス」という本を読んだ。

終末期医療に取り組む女性医師が主人公の小説である。

著者も、現役の医師であるという。

多分に、著者の体験が重なっているのだろう。

リアリティがある。

彼女は、大学病院から、突然、三鷹の訪問クリニックに

異動して、終末期の患者に直面した。

彼女の指導教授のことばが、

印象的である。

「医師は二種類いる。

死ぬ患者に関心ある医師と、そうでない医師だよ。」

「医師にとって、死ぬ患者は負けだ。

だから嫌なもんだよ。」

「よく考えてごらん。人は必ず死ぬ。

今の僕らには、負けを負けと思わない医師が必要なんだ。」

「死ぬ人をね、愛してあげようよ。

治すことしか考えない医師は、

治らないと知った瞬間、その患者に関心を失う。

だけど患者を放り出す訳にもいかないから、

ずるずると中途半端に治療を続けて、

結局、病院のベッドで苦しめるばかりになる。」

「死ぬ患者を、最後まで愛し続ける―

 そんな治療をしてもらいたい」


「死ぬ患者を、最後まで愛し続ける」治療とは・・・

こころに響く言葉である。

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by kitanojomonjin | 2016-10-07 12:49 | 人生 | Comments(0)

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「あべ弘士の動物王国展」というのが、

いま、東京練馬のちひろ美術館・東京で

開かれている。

画家のあべさんは、実に面白い経歴の人だ。

北海道・旭川生まれで、25年間旭山動物園の飼育係を

したあと、絵本画家としてデビューした。

絵本「あらしのよる」などで、有名である。

あべさんが、祖父のゆかりの地・青森県黒石市を訪ねたとき、

ねぶた祭りを観て、感動。

ねぶたの扇形の紙に、動物たちが躍動する

えほんねぶたを描いたという。

練馬の美術館で、ぜひこのえほんねぶたの

実物を観てみたい。

会期は、11月6日(日)まで。

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by kitanojomonjin | 2016-10-05 13:05 | 人生 | Comments(0)

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先日の新聞に、津軽海峡30キロを泳ぎきった

18歳の女子が、紹介されていた。

(2016年10月1日付・東京新聞)

およそ30キロを8時間31分17秒かけて、

青森側から、北海道へたどり着いたという。

津軽海峡は、流れが速く、世界的にも横断が

難しい。

いまや、海や湖で長距離を泳ぐオープンウォータースイミングは、

立派な種目として、確立され、10キロの

五輪種目にもなっているという。

知らなかった!

さらに、彼女は、世界の海峡に挑戦したいという。

彼女の夢は、ますます広がる。


ちなみに、「オーシャンセブン」といって

つぎの7海峡が、認定された世界の海峡だという。

(1)カタリナ海峡
( 33.7km/アメリカ:サンタカタリーナ島~ロスアンゼルス間)

(2)アイリッシュ海峡
(33.7km/アイルランド~スコットランド間 )

(3)クック海峡
(26km/ニュージーランド北島~南島間)

(4)カウワイ(モロカイ)海峡
(41.8km/ハワイモロカイ島~オアフ間)

(5)ドーバー海峡
( 34km/イギリス~フランス間)

(6)ジブラルタル海峡
(14.4km /スペイン~モロッコ間)

(7)津軽海峡(30km)



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by kitanojomonjin | 2016-10-04 12:52 | 人生 | Comments(0)

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民博の名誉教授・加藤九祚先生が亡くなられた。

94歳。

ウズベキの発掘途中に、病を得て

現地で亡くなられたという。


3年前、91歳になられたとき、

お目にかかったことがある。

そのときも、ウズベキスタンの仏教遺跡の発掘に

熱意を燃やしておられた。

ご自分で、作詞した

「カラテバ発掘の歌」を

披露してくれた。

メロデーは、あざみの歌に似ている。

「パミールの山を流れ出で・・・」ではじまる

その歌は、とつとつとして、

なかなか味のあるものだった。


「人口1億の日本は、うちにこもらないで、

どんどん世界に出て行かなければ

いけません」という

スピーチは、こころに響いた。

死しても、

夢は、シルクロードを旅しているのだろうか?


こころから、ご冥福を祈る。


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by kitanojomonjin | 2016-09-14 12:33 | 人生 | Comments(0)

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先日、亡くなった映画監督の松山善三さんが、

「一本の鉛筆」という歌の作詞を

していたという。

それを歌ったのが、美空ひばり。

あらためて、その歌詞をみてみると

静かだが、確実なヒロシマへのメッセージになっている。

そのまえに、ものを表現しようとするひとの

基本の姿勢を示唆しているようでもある。


「一本の鉛筆」(作詞・松山善三 作曲・佐藤勝)

 
一.あなたに 聞いてもらいたい 

  あなたに 読んでもらいたい

  あなたに 歌ってもらいたい 

  あなたに 信じてもらいたい

  一本の鉛筆があれば   
  
  私は あなたへの愛を書く

  一本の鉛筆があれば   
   
  戦争はいやだと 私は書く


二.あなたに 愛をおくりたい 
 
   あなたに 夢をおくりたい

   あなたに 春をおくりたい
   
   あなたに 世界をおくりたい

   一枚のザラ紙があれば  

   私は子どもが欲しいと書く

   一枚のザラ紙があれば 
  
   あなたを返してと 私は書く

   一本の鉛筆があれば  
  
   八月六日の朝と書く

   一本の鉛筆があれば   

   人間のいのちと 私は書く



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by kitanojomonjin | 2016-09-04 11:41 | 人生 | Comments(0)

晴子情歌 2016年8月23日

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高村薫の「晴子情歌」の上巻を

読み終わったところである。

時代は、昭和10年から11年にかけて。

舞台は、津軽半島のつけね、

筒木坂という集落。

七里長浜に面した寒村が、晴子の父のふるさとである。

東京本郷から、引っ越してきた晴子の家族は、

この地から、すぐさま

一家をあげて北海道のにしん漁に行く。


にしんの大群が浜に押し寄せる

“群来(くき)”の描写は圧巻である。


「「一面の漆黒の中に茫々と青白い光の輪があり、

それは海のなかから湧きだしてくるのでした。(中略)

この群来といふものはまさに、どんな人間のこころにも

届く自然の壮大な呼び声でありました。」


これほどのスペクタルで、にしん漁を表現したものは、

記憶がない。

活字にしても、映像にしても。


主人公晴子をめぐって、

津軽の七里長浜

北海道の初山別

青森県の野辺地

と、次々に舞台が変わる。

壮大な叙事詩である。


徹底的に現地に取材した、高村薫の筆力は

うならせるものがある。

下巻を読むのが楽しみである。



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by kitanojomonjin | 2016-08-23 12:22 | 人生 | Comments(0)

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先日、ぼんやり、きょうの料理を見ていたら、

今年、95歳になる料理研究家の藤巻あつこさんが、

ご自慢の「梅蔵」を紹介していた。

毎年収穫する梅でつくった梅酒が、3000本以上蓄えられている。

「梅蔵」と名づけている。

壮観である。


梅酒つくりのはじめは、息子の誕生だった。

後年、その息子が、亡くなった年も、

悲しみをこらえて、梅酒を造った。

梅蔵には、彼女の人生がつまっているという。

なるほど。

ひとそれぞれに、自分の思い出のものさしを

持っているものなのだ。

そう、痛感させられた。



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by kitanojomonjin | 2016-08-01 14:23 | 人生 | Comments(0)

青春花火 2016年7月28日

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ラジオ深夜便の歌として、いま

「青春花火」というのが、流れている。

歌は、新沼謙治。

作詞・渡辺なつみ、作曲・浜圭介。

素朴な歌詞がこころを打つ。

「雨が止み 雲が湧き 夏が来る

汗をかき 夜が来て 花火が上がる」

後半がいい。

「恋をして 涙した 夏がある

愛を知り めぐり逢った 小さな暮らし

夢を見て 諦めた 夏がある

人を知り 歩き出し 流れる月」

最後のフレーズが、

決定的である。

「青春 ああ儚く 美しい

俺たちは 花火 花火だった ・・・ 青春」


きょうは、関東地方も、梅雨明けとか。

本格的な花火の季節である。





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by kitanojomonjin | 2016-07-28 17:14 | 人生 | Comments(0)

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先日亡くなった冨田勲さんをしのんで、

ラジオで、冨田さんの話を

再放送していた。

一番面白かったのは、「きょうの料理」の

テーマ曲誕生のいきさつ。

内幸町時代のNHKに、通称「劇伴横丁」といわれる

一角があった。

作家とか音楽関係者がたむろしているところである。

ある日、ディレクターが、飛び込んできた。

大急ぎで、「きょうの料理」のテーマ曲をつくってほしいというのである。

放送は、あすに迫っていた。

301スタに駆け上がって、まず、そこにいた演奏家を捕まえた。

「食欲のわくテーマ曲」というのが、オーダーだった。

パーカッションの関係者が中心だった。

曲のイメージは、まな板のトントンという音だったという。

かくして、いまも、続いている

タンタカタンタン タンタンタンという

あのテーマ曲が誕生した。

知らなかった。


冨田さんといえば、「街道をゆく」のテーマ曲で

お世話になった。

そのとき、冨田さんは、明珍ひばしというのに

大変関心を示されていた。

関西の有名な甲冑つくりの家の技術を生かした

明珍ひばし。

チーンという澄み切った音がする。

「街道をゆく」のテーマ曲の冒頭のチーンという音は、

お遍路さんのカネを思わせて、とても印象的だった。


実は、この音は、モノラルでは捉えきれない音域iだった。

長年、構想を温めていて、やっと、「街道をゆく」の

テーマ曲で実現したと、別のインタビュー番組で、お話になっていた。


くらしの中の具体的なものをモチーフにして

作曲するという冨田さんの姿勢は、

さすが音の職人だと思う。

こころから、ご冥福を祈ります。



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by kitanojomonjin | 2016-06-23 13:22 | 人生 | Comments(0)