カテゴリ:人生( 282 )

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いま、ラジオ深夜便の歌で、

「聖橋の夕陽」という歌を放送している。

作詞:石原信一

唄と作曲:堀内孝雄


こんな出だしである。

「学生街の坂道で

偶然きみに逢うなんて

白髪の混じる齢(とし)なのに

ときめく胸がよみがえる」


そして、5分間ほどことばをかわし、

いま幸せなことを確かめて

分かれる。


ラストは、こんなふうである。

「聖橋から眺める夕陽

川がまぶしく時はたたずむ

戻らない思い出に恋をする」


これは、あくまで、男性の側の未練だろう。

女性は、さらりと忘れて、

新しい人生に踏み出しているに違いない。

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by kitanojomonjin | 2017-02-27 17:32 | 人生 | Comments(0)

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「郷愁の詩人 与謝蕪村」という本を読んだ。

実は、この本の中で、詩人・萩原朔太郎が

蕪村について、最大の評価をしているのだ。

冒頭、こんなくだりがある。

「君あしたに去りぬ。

ゆうべの心千々に何ぞ遥かなる。

君を思うて岡の辺に行きつ遊ぶ。

岡の辺なんぞかく悲しき。

この詩の作者の名をかくして、明治年代の

若い新体詩人の作だと言っても、人は決して

怪しまないだろう。

これが、江戸時代の俳人与謝蕪村によって

試作された新詩体の一節であることは、

今日僕らにとって異常な興味を感じさせる。」

さらに、萩原朔太郎は、そこに、

「新鮮な、浪漫的な、多少西洋の詩とも共通する

ところの、特殊な水々しい精神を感ずる」とまで

言っているのだ。

この朔太郎の蕪村論は、目からうろこの衝撃を与える。

ちなみに、今年は、蕪村生誕300年にあたる。

あらためて、蕪村再発見のときかもしれない。

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by kitanojomonjin | 2016-11-22 18:29 | 人生 | Comments(0)

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葱買(こう)て枯木の中を帰りけり


与謝蕪村の冬の句である。

この句を詩人の荻原朔太郎は、

絶賛して、つぎのように語っている。

「枯木の中を通りながら、郊外の家へ帰っていく人。

そこには葱の煮える生活がある。

貧苦、借金、女房、子供、小さな借家。

冬空に凍える壁、洋燈、寂しい人生。

しかしまた何という泌泌とした人生だろう。

古く、懐かしく、物の臭いの染みこんだ家。

赤い火の燃える炉辺。

台所に働く妻。

父の帰りを待つ子供。

そして葱の煮える生活!

それは人生を悲しく寂びしみながら、

同時にまた懐かしく愛しているのである。

蕪村のポェジイするものは、

人間生活の中に直接実感した侘びであり、

この句のごときはその代表的な名句である。」

たしかに、この句には、

独特の味わいがある。

いまころの季節に、ぴったりである。

さらに、萩原朔太郎がここまで、蕪村を高く評価するのも

びっくりである。

知らなかった。

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by kitanojomonjin | 2016-11-21 13:57 | 人生 | Comments(0)

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先日、田邊優貴子さんの南極の湖底にもぐる話を

ラジオで聞いた。

彼女は、青森高校出身で、京大を卒業後、

現在、極地研に所属している。



驚いたことに、

南極にも、氷の下に湖がある。

そこには、光線の具合で、紫色にみえる世界がひろがり、

ミニ針葉樹のような藻が、

一面に広がっているという。

とても、この世のものとは思えない神秘的な世界だ。


この光景が、実は、およそ30億年まえの地球の

酸素発生型の光合成ができる生物の姿だという。

葉緑体の祖先といわれるシアノバクテリアなのだ。


30億年まえの地球を思わせる光景が、

ひっそりと南極の氷の下の湖底に眠っているとは、

考えただけでもワクワクする話である。


彼女は、いま第58次南極観測隊の一員として、

南極に向かっている。

彼女が、もどってくる再来年の2月。

そのころ、アメリカは?

日本は?

そして、アジアは

どんなふうに、さまがわりしているのだろうか?

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by kitanojomonjin | 2016-11-17 15:19 | 人生 | Comments(0)

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ちあきなおみの冬隣(ふゆどなり)という

歌を聞いた。

冬隣(ふゆどなり)とは、俳句の季語にも

あることばで、冬の気配が近づいてきたころを

言うらしい。

(作詞:吉田旺 作曲:杉本眞人)

出だしから、ぐいとひきつける。

“あなたの真似して お湯割りの

焼酎のんでは むせてます

叱りにおいでよ 来れるなら”


ここから、カメラは、ハイスピードで

ズームバックする。

“地球の夜更けは 淋しいよ

そこからわたしが みえますか

この世にわたしを 置いてった

あなたを怨んで 呑んでます”


2番の後半。

まずリフレインの歌詞が登場する。

“地球の夜更けは 淋しいよ

そこからわたしが みえますか”

そのあとが、すごい。

“見えたら今すぐ すぐにでも

わたしを迎えに きてほしい”

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by kitanojomonjin | 2016-11-07 14:38 | 人生 | Comments(0)

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もうひとつ、ラジオ深夜便の歌。

作詞作曲・弦哲也。

ペギー葉山がうたってる。


“丘の上の小さなホテル 少し古くなったけど

オーナーの手づくりの風見鶏 今も動いてる

昔とちがうのは あなたがそばにいないこと”


また、こんな歌詞も。


“丘の上の小さなホテル 少し古くなったけど

あなたとのおもいでに たまらなく会いたくなったら

もう一度訪ねたい 岬をめぐるバスに乗って”


正統派だが、しみじみとさせる歌である。


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by kitanojomonjin | 2016-10-26 18:17 | 人生 | Comments(0)

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2016年9月11日、ウズベキスタンで、

94歳でお亡くなりになった加藤九祚さんについて、

きょうの新聞に、追悼文が載っていた。

(2016年10月24日付・毎日新聞)

そこに、作家司馬遼太郎さんのことばが、紹介されていた。

「文化人類学というのは、

学才以外に徳がなければできない学問だ。

加藤さんは、天性この学問を耕す素質を持っており、

世界中のどの文化に属する人も、九祚さんの人柄が

わかってしまう。」

65歳を過ぎてから、考古学の道に入り、

シルクロード・ウズベキスタンの仏教遺跡を

掘り続けた加藤九祚さん。

こころから、ご冥福を祈ります。

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by kitanojomonjin | 2016-10-24 12:48 | 人生 | Comments(0)

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あおもり草子の最新号に、

画家の孫内あつしさんの黒板画というのが、

載っていた。

孫内さんは、クレヨン画家として知られる。

いま、黒石市大川原の廃校を利用した

「おもしえ学校」の二階が、アトリエになっているという。

学校の黒板をカンバスにして描いた「黒板画」は、

10枚目になったという。

出来上がったばかりの作品は、

「夕焼けの向こうに」。

200本のクレヨンを使い、10日間で描き上げた。

夕焼けの向こうに、岩木山がそびえ、

遊びつかれたこどもたちが家路につこうとしている。

心が、ほのぼのとさせられる作品である。

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by kitanojomonjin | 2016-10-08 14:11 | 人生 | Comments(0)

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「サイレント・ブレス」という本を読んだ。

終末期医療に取り組む女性医師が主人公の小説である。

著者も、現役の医師であるという。

多分に、著者の体験が重なっているのだろう。

リアリティがある。

彼女は、大学病院から、突然、三鷹の訪問クリニックに

異動して、終末期の患者に直面した。

彼女の指導教授のことばが、

印象的である。

「医師は二種類いる。

死ぬ患者に関心ある医師と、そうでない医師だよ。」

「医師にとって、死ぬ患者は負けだ。

だから嫌なもんだよ。」

「よく考えてごらん。人は必ず死ぬ。

今の僕らには、負けを負けと思わない医師が必要なんだ。」

「死ぬ人をね、愛してあげようよ。

治すことしか考えない医師は、

治らないと知った瞬間、その患者に関心を失う。

だけど患者を放り出す訳にもいかないから、

ずるずると中途半端に治療を続けて、

結局、病院のベッドで苦しめるばかりになる。」

「死ぬ患者を、最後まで愛し続ける―

 そんな治療をしてもらいたい」


「死ぬ患者を、最後まで愛し続ける」治療とは・・・

こころに響く言葉である。

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by kitanojomonjin | 2016-10-07 12:49 | 人生 | Comments(0)

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「あべ弘士の動物王国展」というのが、

いま、東京練馬のちひろ美術館・東京で

開かれている。

画家のあべさんは、実に面白い経歴の人だ。

北海道・旭川生まれで、25年間旭山動物園の飼育係を

したあと、絵本画家としてデビューした。

絵本「あらしのよる」などで、有名である。

あべさんが、祖父のゆかりの地・青森県黒石市を訪ねたとき、

ねぶた祭りを観て、感動。

ねぶたの扇形の紙に、動物たちが躍動する

えほんねぶたを描いたという。

練馬の美術館で、ぜひこのえほんねぶたの

実物を観てみたい。

会期は、11月6日(日)まで。

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by kitanojomonjin | 2016-10-05 13:05 | 人生 | Comments(0)