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先日、美川憲一が、三越劇場で、楢山節考の

朗読会をして、反響を呼んだという。

ラジオで、その朗読が紹介された。

鬼気迫るものであった。


深沢七郎原作の姥捨て山のはなしである。

年を取った老親を口減らしのため山へ捨てに行く。

一種の親殺しのはなしである。


あらためて、原作を読んでみた。

圧巻は、老婆を山に置き去りにした後、

雪が降ってくる場面である。

「おっかあ、雪が降ってきたよう。

おっかあ、ふんとに雪が降ったなあ。」

雪につつまれて、苦しまずに死ねる。

ぎりぎりの親への愛情の表現である。


「楢山節考」を読み直して、一番びっくりしたのは、

老婆が、山に捨てられる年齢である。

70歳になったら、否応なく、すてられるおきてだった。

現代では、のきなみ、該当者だらけだ。


今の時代になっても、ひとびとの心を

ゆりうごかし、朗読の会場では、すすり泣きの声がきこえたという。

なぜだろう。

そこに、人生の深い問題が潜んでいるせいではないか。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-17 09:32 | 人生 | Comments(0)

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先日、人生フルーツという番組を見た。

「ある建築家と雑木林のものがたり」という副題がついている。

東海テレビの制作で、去年の芸術祭大賞を受賞した。

90歳のご主人と87歳の妻が、庭の果樹園の世話をしているところから

はじまる。

よくある老人の老後のはなしかなと思うと、

だんだん様子が違ってくる。

ご主人は、もっぱら高度成長の時代の公団住宅を設計した

建築家だった。

理想の公団を作ろうと、雑木林が、風の通り道として中央部にある

公団住宅を設計し提案した。

しかし、それは採用されなかった。

彼は、諦めなかった。

公団の近くに、土地を購入し、自分で、雑木林付きの家作りを

はじめた。

それから、長い歳月が経ち、

少しづつ、彼の理念が理解されていく。

経済効率一辺倒のすまいでなく、

里山のような自然に包まれたすまいをめざそうというものである。


ある日、かれは、昼寝から起きてこなかった。

90歳の寿命を全うしたのである。

最初は、とまどった妻も、気を取り直し、

かれのやり方を思い出し、枯れ葉を畑に入れて、

豊かな土作りから、はじめる。


不思議な時間の流れる番組である。

劇場版も出来ていて、いま渋谷で上映中である。

必見である。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-13 13:11 | 人生 | Comments(0)

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東西冷戦下の1983年に核戦争の勃発を防いだというソ連の軍人が

今年5月亡くなった。

その人物は、スタニスラフ・ペトロフ中佐(当時)。

5発のミサイルが、ソ連にむけて発射されたという警報を

誤作動50パーセントと判断、上司に報告しなかった。

結果的に報復攻撃をくい止め、核戦争を防いだという。

西側が、本気でソ連を攻撃する気なら、5発のミサイルでは

すまないだろうと考えたためという。

ぎりぎりのところで、人類は、冷静な一人の人間の

英知によって救われたのである。

最後は、冷静な人間の判断だと、つくづく思う。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-10 16:09 | 人生 | Comments(0)

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きのう、津軽岩木スカイラインを登って、

岩木山の8合目へ行ってきた。

西側の霧が晴れ、

つかのま、あざやかな錦秋が望めた。

規模は小さいが、八甲田のお花畑に匹敵する見事な

光景だった。

遠くには、はっきり日本海の海岸線が見える。

そのあと急に、みぞれが降ってきた。

眼を転じて、

南側の白神山地をのぞむと、黒い雲から光が差し、

いわゆる天使の階段という神秘的な光景が

くりひろげられていた。


つかのまの秋の表情。

めまぐるしく変わる自然。

じき、冬将軍がやってくる。

(追記)ちなみに、この日、岩木山の9合目では、初雪を

観測したという。8合目で、みぞれが降るのも無理は無い。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-05 20:13 | Comments(0)

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弘前公園の一角の緑のなかに、

気持ちのいいベンチがポツンとある。

ときどき愛用している。

先日、気が付いたのだが、

頭の上に、木の実がなっていた。

さくらんぼの原種だろうか。

赤い実と黄色い実。

秋が深まったら、じっくり腰をすえて

読書でもしたいものだ。

これがほんとの“このみのベンチ”か?

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# by kitanojomonjin | 2017-10-01 13:51 | 津軽 | Comments(0)

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きのう、八甲田へ行ってきた。

ロープウェーで山頂をめざす。

いちはやくそこには、錦秋の世界が広がっていた。

黄色、赤、緑の色が、自然のパッチワークのいろどりを見せ、

じつに見事なものだった。

これから、来月末にかけて、

刻々とめくるめくような絵巻物を繰り広げてくれるだろう。

圧巻である。

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# by kitanojomonjin | 2017-09-28 19:29 | 津軽 | Comments(0)

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先日、ラジオでショッキングな話を聞いた。

秋の虫ウマオイは、スイッチョ・スイッチョと鳴くことで知られるが、

この鳴き声は、還暦をすぎると聞こえなくなるというのだ。

秋の虫の中で、もっとも周波数が高いため。

ピアノの右端の鍵盤の2.5倍の周波数だという。

そんなばかなと思って、

インターネットで検索して聞いてみると、

たしかに聞こえない。

愕然とした。

ただ、カンタン、スズムシ、マツムシ、コオロギは

ちゃんと聞こえるから、まあいいとするか。

でも、けっこうショックな話だ。

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# by kitanojomonjin | 2017-09-23 14:10 | 人生 | Comments(0)

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火野正平さんが、BSのこころ旅で、この7月、津軽をたずねたとき

悪天候で、とうとう岩木山を見れずじまいだった。

とくに、日本海側の鯵ヶ沢港からのぞむ岩木山が見れなかったのは

残念だった。

わたしは、たまたま5月に、鯵ヶ沢港のそのポイントから、

写真を撮った。

これこそ火野正平さんが、見たかった岩木山だ。

たしかに、鯵ヶ沢出身のひとが、ふるさとの思い出として

忘れられない堂々とした岩木山の姿である。

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# by kitanojomonjin | 2017-09-20 12:43 | Comments(0)

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16日土曜日、三内丸山遺跡で行われたJOMONガーデンづくりは、

大盛況だった。

けさの地元紙にもこんなふうに紹介されていた。

(陸奥新報・2017年9月17日付)

「大型竪穴住居の中で行われたワークショップでは、

親子連れらが葉っぱ石などを使い縄文時代の自然を

イメージした箱庭作りに挑戦。

スタッフの手ほどきを受けながら、丁寧に

葉っぱや石を土台に飾り付けた。」

子供たちは、縄文の丘を作ったり水場を作ったりして、

そこに思い思いの土偶を配置する。

みんな熱中して、所定時間の2時間が

あっというまに過ぎた。

参加した親子からは、来年もやってほしいという声もでるほど。

縄文のワークショップの新しい可能性を感じさせる。

これは、お手本なし、正解なしの

想像力をはたらかせるワークショップなのだ。

指導してくれた菊池徹夫先生、

縄文アーティストの安芸早穂子さんに感謝である。

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# by kitanojomonjin | 2017-09-17 21:01 | 縄文 | Comments(0)

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今週末、9月16日(土)13時から、三内丸山遺跡の大型竪穴住居で

開かれる「縄文ワークショップ」。

今年は、縄文アーティスト安芸早穂子さんの指導で、

土偶が暮らすミニチュア・縄文ガーデンを作ろうという楽しいもの。

とても、魅力的なポスターが完成している。

眺めているだけで、縄文へのイマジネーションが、湧き上がってくる。

(「縄文ワークショップ」のみ、事前の申し込み必要。)

ぜひ、ふるって参加してください。

くわしい問い合わせは、三内丸山縄文発信の会まで。

Tel.017-773-3477


詳細は、HPみんなの縄文でも、ごらんになれます。

http://www.jomonjin.net


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# by kitanojomonjin | 2017-09-14 11:47 | 縄文 | Comments(0)