大村次郷さんの写真展 2008年5月19日
2008年 05月 19日ユーラシアの写真家の大村次郷さんの
写真展が、渋谷のたばこと塩の博物館で
開かれている。
題して、「いっぷくの情景」。
ユーラシア各国のたばこやお茶の嗜好文化が
テーマである。
ところが、ぜんぜん堅苦しいものではない。
被写体の庶民と撮影者の大村さんが、
同じ目線に居る。
人々のくつろぎの様子が伝わってくる。
大村さんでしか撮れない写真の数々である。
嗜好品の中では、台湾で嗜好されているペンノンチュというのが、
興味深かった。
ビンロウの実を石灰をぬったキンマの葉でつつんだもの。
台湾においてビンロウ(ヤシ科の植物)の実は、農家にとっては
単なる嗜好品ではなく、コメについで生活を支える農産物だという。
知らなかった。
ここにも必ず現場を踏む大村ワールドが広がっていた。
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