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生物と無生物のあいだ 2008年2月5日

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「生物と無生物のあいだ」という本を読んでいる。

これが、とっつきが悪いと思ったら、すこぶるつきに面白い。

文章がうまい。

科学者でも、筆が立つ人がいるものだ。

中でも、次の言葉。

「チャンスは、準備された心に降り立つ」

なるほど。

後半は、人体の細胞は、一年くらいでそっくり新しい細胞に

入れ替わるという話。

どうして、秩序が保たれながら、新しい細胞の集合体に

なるのかを解き明かす。

それを突き止めるための、研究の道筋が紹介される。

「生物が生きているかぎり、・・・・変化して止まない。

生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが

生命の真の姿である。」


ところで、ブッダ最期の言葉は、

「さぁ、修行僧たちよ。お前たちに告げよう。

もろもろの事象は過ぎ去るものである。

怠ることなく修行を完成させなさい。」

ひょっとしたら、ブッダは、このことを知っていたのかもしれない。


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by kitanojomonjin | 2008-02-05 16:56 | カルチャー通信