100年の冬の時代 2007年10月13日

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(ブロギニストの散歩道から)

先日の東京縄文塾はとても面白かった。

NPO法人三内丸山縄文発信の会の例会で、

樋泉岳二さんが、貝塚について話された。

今年は、モースの大森貝塚発見130年に当たる。

そこで、「貝塚はなにか」ということで、日本の貝塚研究の

歴史と最新の研究成果を話してもらった。

樋泉さんは、1996年一躍注目を集めた東京北区の

中里貝塚の発掘を担当された。

そこでこんな発言があった。

「日本の貝塚研究は、モースのあと100年の冬の時代があった。」

それは、こういうことである。

貝塚そのものの研究よりも、貝塚から出てくる人骨・土器を

目当てにした乱掘が、100年余り続いたというのである。

1970年代後半になって、やっと貝塚そのものの研究から

縄文人の暮らしに焦点を当てるようになり、

それまで少数派だった貝塚そのものの研究が、定着してきたという。

なんということだろうか。

なんとかこれから、その失われた時間を

とりもどしてもらいたいものである。


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by kitanojomonjin | 2007-10-13 11:42 | 縄文 | Comments(0)