カラヤンとフルトヴェングラー 2007年8月22日
2007年 08月 22日「カラヤンとフルトヴェングラー」という本を読んだ。
こんなくだりがある。
「芸術家のなかで、芸術的才能のみで通用する
職業は、実はほとんどない。
画家も小説家も詩人も、作曲家も演奏家も、
みなある程度のプロデユース能力とマネージメントの
才能がなければ、そもそもデビューすることが難しい。
そのなかで、オーケストラの指揮者ほど、
芸術以外の才能が求められるものはない。
現在の音楽界にも陰謀や復讐はあるだろう。
だが、この本に登場する人々が展開したほどの
激しいドラマがあるだろうか。」
まったくその通りだ。
フルトヴェングラーとカラヤンとチェリビダッケの
三者をめぐるさやあては、想像を絶するほどの激しさであった。
まずは、その個性の強さ。
そしてそれを取り巻く人間模様。
クラシックを舞台にした国際政治劇を垣間見るようだ。
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