根岸から新宿へ 2007年6月23日

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(根岸のアジサイ)

先日、中国の旅に出る前に、人に勧められて、

根岸の書道博物館に行ってきた。

中村不折のコレクションを陳列している。

書の作品をはじめ、中国の考古学的な遺物も

多数展示している。

明治の画家中村不折という人は、不思議な人だ。

夏目漱石の「吾輩は猫である」の挿絵を描いた。

それは、正岡子規の縁による。

正岡子規とのきっかけは、「日本」を主宰していた

陸褐南が取り持った。

日清戦争の従軍記事を書くため、子規と一緒に、

中国大陸に渡り、そこで森鴎外と出会う。

中村不折は、独特の書体の字を書く。

その書を愛した森鴎外は、遺言で、自分のお墓の文字を依頼する。

かくして、「森林太郎の墓」というシンプルな墓が誕生した。

中村不折をめぐる人物模様は、実に面白い。

時間ができたら、これをもう少し探ってみたい。


中村不折つながりで、新宿へ足を伸ばしてみた。

新宿のカレー屋中村屋の店の字は、実は、中村不折の書いた字である。

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そこで、興味深いエピソードを目にした。

中村屋のカレーが売り出されて今年で、80年。

そのきっかけとして、インドの亡命者ボースと日本人女性の

愛の物語があったという。

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詳しくは、ぜひ中村屋に足を運んでいただきたい。

簡単な写真展が開かれている。

明治人の活気が、さまざまな交流の輪をひろげている。


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by kitanojomonjin | 2007-06-21 15:31 | カルチャー通信 | Comments(0)