岡本太郎と写真 2007年5月29日

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岡本太郎は、ほとんど自分で写真を撮り、

自分の文章にその写真を添えた。

「日本の伝統」の縄文土器も自分で撮影したものだ。

岡本太郎と写真について、「日本の伝統」の解説で、

岡本敏子さんが興味深いことを書いている。

最初、美術雑誌「みずゑ」に掲載した時、岡本太郎の写真も

あるのに、出版社は、わざわざプロの写真家に撮りに行かせた。

岡本太郎は、その写真が気に入らなかったらしい。

こう語ったという。

「そうじゃないんだ。ディテールはとんでもいいんだ。

もっと立体感が浮かびあがるように、ぎりぎりっと撮ってくれ」

だが、納得いくものではなかった。

以後、岡本太郎の日本文化風土記もの「日本の伝統」「日本再発見」

「忘れられた日本」などは、すべて岡本自身が撮影した

写真が使われた。

それらの写真は、岡本が、パリで交流した多くの写真家の

影響もあったのでないかと、赤坂憲雄さんは、指摘する。

その中には、マン・レイ,ブラッサイなど

そうそうたるメンバーがいた。

確かに、縄文土器を真っ黒な背景で、ぎりぎりのサイズで

撮影したものは、それまでに無かったという。

岡本太郎の日本文化再発見には、写真が不可欠の手段だった。


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by kitanojomonjin | 2007-05-28 11:17 | 縄文 | Comments(0)