逃げの小五郎 2007年5月11日

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(ブロギニストの散歩道から)

今日は、風の強い日である。

なんとなく風雲急を告げる感がある。

司馬遼太郎短篇全集の8巻目を読んでいる。

「逃げの小五郎」が面白い。

長州の桂小五郎は、蛤御門の変の後、

逃げに逃げまくった。

出石町の荒物屋に成りすまして潜んでいた。

次第に気力がなえてきた。

世話になった商人に書いた愚痴めいた手紙が

残っている。

「あの手紙は、一昨日の晩、眠られ申さず故

したため申し候得共、今さら別に申すこともなく、

野に倒れ、山に倒れてもさらさら残念はこれなく、

ただただ、雪の消ゆるをみてもうらやましく、

共に消えたき心地致し候」

後に明治の元勲となった桂もこのときは、ほとほと

こころがうつろだったのだろう。

桂は逃げ延び、この手紙の3年後に明治維新を迎える。

桂はこのとき、31歳。

明治維新は、若者の革命だったことが分かる。


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by kitanojomonjin | 2007-05-11 11:47 | 人生 | Comments(0)