行動する図書館 2006年5月5日
2006年 05月 04日(菜の花・ブロギニストの散歩道から)
「お医者さんや先生、パイロットになりたい。
もしそんな夢を描いたら、図書館に行こう。」
大勢の人々が図書館に駆け寄っていく絵が、
図書館に張られているという。
場所は、タイ、ミャンマーの国境の難民キャンプの
お話。
2006年4月17日付け日経のコラム「余録」で紹介されて
いた話である。
司書教諭の渡辺有理子さんという方が、2000年
難民キャンプに飛び込み、少数民族カレン族のために
カレン語による絵本作りなどゼロからの図書館活動に
取り組んだという。
彼女の活動が次第に、輪を広げ、3年間で18館もの
図書館ができたという。
10歳の少年が喜びにあふれて次のような詩を作ったという。
「ぼくは図書館が大好き
世界でいちばん大好き
とても悲しい気持ちのとき
図書館に行くといつも気持ちが軽くなる。」
悲しい気持ちを支えてくれる図書館。
それはまさに、行動する図書館そのものであり、
図書館の原点ではないだろうか。
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