人生フルーツ 2017年10月13日

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先日、人生フルーツという番組を見た。

「ある建築家と雑木林のものがたり」という副題がついている。

東海テレビの制作で、去年の芸術祭大賞を受賞した。

90歳のご主人と87歳の妻が、庭の果樹園の世話をしているところから

はじまる。

よくある老人の老後のはなしかなと思うと、

だんだん様子が違ってくる。

ご主人は、もっぱら高度成長の時代の公団住宅を設計した

建築家だった。

理想の公団を作ろうと、雑木林が、風の通り道として中央部にある

公団住宅を設計し提案した。

しかし、それは採用されなかった。

彼は、諦めなかった。

公団の近くに、土地を購入し、自分で、雑木林付きの家作りを

はじめた。

それから、長い歳月が経ち、

少しづつ、彼の理念が理解されていく。

経済効率一辺倒のすまいでなく、

里山のような自然に包まれたすまいをめざそうというものである。


ある日、かれは、昼寝から起きてこなかった。

90歳の寿命を全うしたのである。

最初は、とまどった妻も、気を取り直し、

かれのやり方を思い出し、枯れ葉を畑に入れて、

豊かな土作りから、はじめる。


不思議な時間の流れる番組である。

劇場版も出来ていて、いま渋谷で上映中である。

必見である。

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by kitanojomonjin | 2017-10-13 13:11 | 人生 | Comments(0)