菅江真澄の「ひなのひとふし」 2017年4月11日

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先日、神田神保町の古本屋で、

菅江真澄の「ひなのひとふし」が、所収された文学全集を見つけた。

店頭のゾッキ本の棚で、一冊200円。

岩波書店から最初出版された時の定価4300円のものである。


菅江真澄は、いまから、およそ220年前、東北・北海道を旅して

克明な旅日記をつけている。

旅の最後は、秋田で亡くなるが、

「ひなのひとふし」は、それまでの旅をふりかえり、

東北各地で、実際に採集した民謡を書き記したもの。

田植え歌、山唄など、真澄が直接聞いた労働歌が

それぞれの地域の方言で記されている。

いまや失われた民謡が、そのまま採録されているのである。

きわめて、貴重なものである。

200円では、安すぎる。

全集が、バラになったときの宿命なのだろうか。


おなじく菅江真澄関連で、「菅江真澄遊覧記」3(東洋文庫)が、

箱が汚れていたが、300円で、違う店の店頭にあった。

これは、津軽の旅がまとめられたもの。

さっそくこれも購入した。


なにかの巡りあわせだろうか。

この日は、不思議に、菅江真澄に出会えた日だった。

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by kitanojomonjin | 2017-04-11 15:03 | 津軽 | Comments(0)