郷愁の詩人・与謝蕪村 2016年11月22日

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「郷愁の詩人 与謝蕪村」という本を読んだ。

実は、この本の中で、詩人・萩原朔太郎が

蕪村について、最大の評価をしているのだ。

冒頭、こんなくだりがある。

「君あしたに去りぬ。

ゆうべの心千々に何ぞ遥かなる。

君を思うて岡の辺に行きつ遊ぶ。

岡の辺なんぞかく悲しき。

この詩の作者の名をかくして、明治年代の

若い新体詩人の作だと言っても、人は決して

怪しまないだろう。

これが、江戸時代の俳人与謝蕪村によって

試作された新詩体の一節であることは、

今日僕らにとって異常な興味を感じさせる。」

さらに、萩原朔太郎は、そこに、

「新鮮な、浪漫的な、多少西洋の詩とも共通する

ところの、特殊な水々しい精神を感ずる」とまで

言っているのだ。

この朔太郎の蕪村論は、目からうろこの衝撃を与える。

ちなみに、今年は、蕪村生誕300年にあたる。

あらためて、蕪村再発見のときかもしれない。

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by kitanojomonjin | 2016-11-22 18:29 | 人生 | Comments(0)