サイレント・ブレス 2016年10月7日

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「サイレント・ブレス」という本を読んだ。

終末期医療に取り組む女性医師が主人公の小説である。

著者も、現役の医師であるという。

多分に、著者の体験が重なっているのだろう。

リアリティがある。

彼女は、大学病院から、突然、三鷹の訪問クリニックに

異動して、終末期の患者に直面した。

彼女の指導教授のことばが、

印象的である。

「医師は二種類いる。

死ぬ患者に関心ある医師と、そうでない医師だよ。」

「医師にとって、死ぬ患者は負けだ。

だから嫌なもんだよ。」

「よく考えてごらん。人は必ず死ぬ。

今の僕らには、負けを負けと思わない医師が必要なんだ。」

「死ぬ人をね、愛してあげようよ。

治すことしか考えない医師は、

治らないと知った瞬間、その患者に関心を失う。

だけど患者を放り出す訳にもいかないから、

ずるずると中途半端に治療を続けて、

結局、病院のベッドで苦しめるばかりになる。」

「死ぬ患者を、最後まで愛し続ける―

 そんな治療をしてもらいたい」


「死ぬ患者を、最後まで愛し続ける」治療とは・・・

こころに響く言葉である。

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by kitanojomonjin | 2016-10-07 12:49 | 人生 | Comments(0)