天翔る太陽神 2016年5月5日
2016年 05月 05日いま、上野の東京藝大の美術館で、
バーミヤンの壁画の展示会をしている。
これには、ちょっとしたいわくがある。
2001年、アフガニスタンのバーミヤンの大仏が爆破された。
今年で、15年になる。
そのとき、大仏の天井画も失われてしまった。
それを出来るだけ、忠実に、実物大に再現した。
壁画のテーマは、「天翔る太陽神」。
ギリシャやペルシャなど多様な文明の影響がみられるという。
太陽神の上部の左右で、布を翻らせているのは、風神である。
この流れが、日本の風神・雷神につながる。
まさに、「文明の十字路」アフガニスタンにふさわしいテーマである。
これを無料で、観覧できるのだ。(~6月19日まで)
意外に、知られていないが、必見である。
ちなみに、この天井画の再現のドキュメントは、
5月7日(土)あさ11時からの番組「アフガン秘宝の半世紀」(BS1)で
紹介される。
【続報】「アフガン秘宝の半世紀」(BS1)のアンコール放送が、
6月13日(月)よる8時からあるという。
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