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村次郎生誕100年・海村 2016年4月14日

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八戸の柾谷伸夫さんから、

一人芝居「海村」の

ご案内が来た。

村次郎の詩集「海村」が下敷きになっているという。

今年は、八戸の生んだ詩人・村次郎の

生誕100年に当たるという。

村次郎という人は、不思議な人だ。

ふるさとの旅館のあるじを勤めながら、

全国にその存在の知られた詩人だった。

ちらしに、こんな代表的な詩が紹介されていた。

北国海村紀行5

「返へせ

返へせ

岩礁から離れて去ったもの達を

魚族に生活はありえたか

魚族に墓場はありえたか

或る地点から或る地点への

波たちの変転 移動 反復

流される砂 流される意思

足跡の不確実さ お前の不確実さ

返へせ

返へせ

漁民から離れて去ったもの達を

漁民の生活はありえたか

漁民の墓場はありえたか

何を生き

何が生きたのだ」

柾谷さんの一人芝居は、

5月27・28日、八戸市公会堂文化ホールで

上演される。

最後の「海村」上演だという。



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by kitanojomonjin | 2016-04-14 15:28 | カルチャー通信