本屋の神様 2016年3月4日
2016年 03月 04日先日の毎日新聞に、
1万円選書というユニークな企画で、
本屋のピンチを切り抜けた話が
載っていた。(2016年3月2日付)
1万円選書というのは、顧客にあった1万円分の本を
送り届けるというもの。
事前に、アンケート用紙に関心事や読書歴、仕事内容を
書いてもらう。
北海道・砂川市の岩田徹さんが9年ほど前からはじめた。
アンケートに「もっとゆとりがほしい」とあれば、
「すぐに役立たなくても、人生が味わい深くなる本」を選ぶ。
しかも、選書に、心をこめた手紙を添える。
この試みが、大ブレークした。
何度も、廃業の危機をともにした奥さんは、
「本屋の神様がいた」と感激したという。
岩田さんが、父親の書店を継いだ背景には、
幼いときの本の思い出があるという。
岩田さんが暮した三菱美唄炭鉱の長屋では
毎月、父親が買ってくる子ども向け雑誌に
歓声を上げたという。
たかが本、されど本である。
本は、人生の道しるべとなったり、
忘れられない思い出になったりするのである。
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