雪の降るまちを 2016年2月26日
2016年 02月 26日「雪の降るまちを
雪の降るまちを
思い出だけが通り過ぎてゆく・・・・」
数ある雪に関する歌の中で
「雪の降るまちを」は、別格である。
胸が、きゅんと締め付けられるようになる。
なぜだろう。
その答えらしきものが、
先日の日曜版に載っていた。
(読売新聞・2016年2月21日付)
実は、この歌は、昭和24年10月から始まった
ラジオのホームドラマ「えり子とともに」のなかで
放送された。
作詞の内村直也の証言によると、
「降りしきる雪に、戦争中のいやな思い出が
かき消され、やがて晴れ間がのぞく―
そんな願いがこめられているという。
特に、3番には、思い入れが強かったという。
「このむなしさを
このむなしさを
いつの日か祈らん
新しき光降る鐘の音」
長い間、不思議に思っていたこの歌の
なぞが、少し解けたような気がした。
ちなみに、毎年2月ころ、
作曲した中田喜直のふるさと山形県鶴岡市では、
この歌にちなんだ音楽祭が開かれているという。
br>
お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ