北国のキキョウ・縄文植物 2005年8月11日
2005年 08月 11日津軽の家々の庭では、もうキキョウが花をつけていた。
秋の七草のひとつキキョウは、日本古来のものかと
思ったらそうでなかった。
東京大学の辻誠一郎先生は、キキョウを縄文植物に
あげている。
キキョウは、日本を始めアジア東部に分布しているという。
中国では、薬草として栽培され、朝鮮半島では、
「トラジ」と呼ばれ、薬用あるいは、漬物や菓子など
食用にされているという。
日本には、朝鮮半島から渡来したものといわれる。
日本古来の花と思われたキキョウが、実は、朝鮮半島と
中国につながる植物だった。
これからは、縄文時代の日本列島と東アジアとの
つながりを物語る植物として、キキョウを見直す
必要がありそうだ。
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